Syun’s Octagon Academy

計量失敗したらどうなる?罰金・キャッチウェイト・試合中止?

UFC

先に結論
体重超過は「罰金」「条件変更(キャッチウェイト)」「中止」まで起きる状態になります。
でも安心してOK。この記事を最後まで読めば、計量ニュースが3秒で読めるようになります。

  • 想定読了時間:5〜7分
  • 対象:UFC / MMA初心者(専門知識ゼロでOK)
  • 今日のゴール:SNSで「体重超過」速報が出ても混乱しない

3秒診断:いま一番モヤってるのどれ?

当てはまる番号を1つ選んで読み進めてください(途中でちゃんと回収します)。

  1. 何lb(ポンド)までならセーフなの?
  2. 罰金っていくら?誰に払うの?
  3. キャッチウェイトって結局なに?
  4. 試合中止ってどんな時?
  5. タイトル戦で失敗したらベルトどうなる?

目次

  1. まず押さえる4ワード
  2. 何lb超えまでOK?
  3. 体重超過した時の流れ
  4. 罰金の考え方
  5. キャッチウェイトになる条件
  6. 試合中止になるパターン
  7. タイトル戦で体重超過したら?
  8. 速報を3秒で読むテンプレ
  9. 最後に1分チェック
  10. まとめ

1.押さえる4ワード

1.押さえる4ワード 4 words
  1. 計量:前日に体重をはかるイベント(合格したら試合の準備OK)
  2. 体重超過:決められた体重より重い(テストで赤点みたいな状態)
  3. コミッション:開催地の「安全チェック係(最終ジャッジ)」
  4. キャッチウェイト:階級じゃなくて「今回だけの約束体重」でやる試合

上記を例えるなら
体重は“入場ゲートの検札”。
体重オーバーは「チケットの条件が違う」状態なので、お金とルールが変わってきます。

参考記事


2.何lb超えまでOK?(1lb許容の真実)

2.何lb超えまでOK?(1lb許容の真実) 1lb allowable

ここが初心者の人が、一番調べるや~つ。

【結論】
ノンタイトルは「+1lb許容」が“よくある”が、最終的には開催地と契約次第になります。

ABC(Association of Boxing Commissions)は

+1lb許容は“慣習”なので、契約書か規制に書かれている場合に限って続けるのが望ましい

出典:ABC Unified Rules(2019)PDF

と整理しています。

超かんたんに言うと
「だいたい+1lbでOKでいいっしょ?」ではなく、
“OKになりやすいけど、現場(コミッション)と契約が最終決定”が正解になります。


3.体重超過した時の流れ(時系列で理解)

3.体重超過した時の流れ(時系列で理解) overweight

ニュースの見出しだけだと混乱するので、起きる順番でいきます。

STEP1

まず計量で体重オーバーが出る(1回目の計量)
ここで即試合が中止となるとは限りません。

STEP2

ネバダ州の規定では、

一定条件で計量後、1時間の猶予ゆうよ

出典:NAC 467.522(Justia)

が条文にあります。

条文の要点

  • 基本:体重を作れないとパース(ファイトマネー)の25%を没収(相手に支払う)
  • ただし:1時間以内に規定体重に戻す or 1lb以内に収めるなら、没収・罰金が科されない場合がある

例えるなら、
追試がある学校(州)も追試が無い学校もある、って感じです。
でも追試ルールは学校ごとに違う。

STEP3

それでも体重が作れない → 「交渉タイム」
ここからはセットで決まります。

  1. 罰金(何%/誰に)
  2. 試合は成立する?(相手が受ける?コミッションOK?)
  3. キャッチウェイトに変更?それとも中止?

4.罰金の考え方(誰に/何%/どこから)

4.罰金の考え方(誰に/何%/どこから) fine

【結論】
罰金は固定じゃないくて(20%も30%もある)、州によっては条文で決まる。
ここ、めちゃくちゃ誤解されやすいです。

①誰に支払うの?

相手選手に支払う形が多い(州によって明文化されている場合もある)。

ネバダ州では、

没収分は相手に支払う

出典:NAC 467.522(Justia)

と条文で明記されています。

②何%が多いの?

UFCの計量ニュースでは、20%や30%が現実に出ています(※報道例)。

20%の例(キャンセルも起きた日)

  • UFC Vegas 90:体重超過 → 20%没収/別試合はキャンセル

出典:MMA Fighting

30%の例(大きめの超過などで上がるケース)

  • UFC 316:体重超過 → 30%没収として報道

出典:MMA Fighting

例えると、
遅刻の罰が「反省文」で済む日もあれば、「居残り」になる日もある。
体重超過も同じで、体重超過の幅の大きさ・開催地・契約で罰金の重さが変わる。

③どこから引かれるの?(出場給/勝利給)

州の運用で変わる例があります。

カリフォルニア州(CSAC)では、過去に

「出場給の20%」に加えて「勝利給にも20%」を適用する

出典:MMA Fighting(CSAC運用の説明)

と報じられています。


5.キャッチウェイトになる条件(自動じゃない)

5.キャッチウェイトになる条件(自動じゃない) catch weight

【結論】
キャッチウェイトは“勝手に”ならない。基本は「相手の同意」+「コミッション承認」です。
Unified Rulesでは、コミッションがキャッチウェイトを承認できる(裁量がある)とされています。

出典:Unified Rules of MMA

カリフォルニア州の資料では、安全面の観点から

キャッチウェイトを拒否できる(体重差が危険なら止める)

出典:CSAC資料(Unified Rules & Judging Criteria)PDF

という趣旨が書かれています。

例えるなら、
キャッチウェイトは「特別ルールの試合」。
先生(コミッション)が“安全”って言わないと成立しない。


6.試合中止になるパターン(当日ドタキャン含む)

6.試合中止になるパターン(当日ドタキャン含む) Match canceled

【結論】
中止は「交渉決裂」か「安全NG」か「医療ストップ」で起きる。

パターンA:交渉がまとまらない(相手が受けない/条件が合わない)

実際に「体重超過→試合キャンセル」は起きています。

出典:MMA Fighting

パターンB:安全面でコミッションがNG(体重差が危険)

国・州によっては「体重差が一定以上なら認めない」方針を明文化している例もあります。

出典:Combat Sports Commission(Western Australia)のポリシーPDF

パターンC:医療ストップ(体調不良)

減量が原因で体調を崩し、当日ストップになることがあります(安全優先)。


7.タイトル戦で体重超過したら?(ベルトの扱い)

7.タイトル戦で体重超過したら?(ベルトの扱い) title match

【結論】
タイトル戦は“許容なし”。
体重超過した側は「勝ってもベルトが動かない」ことがある。

実例:UFC 274(オリベイラ)

計量失敗により、王座の扱いが変わった例として報道されています。

出典:MMA Fighting


8.速報を3秒で読むテンプレ(コピペOK)

8.速報を3秒で読むテンプレ(コピペOK) template

SNSや速報記事を見たら、これだけ確認すればOKです。

3秒チェック

  1. 何lbオーバー?(0.5lbと6lbは別世界)
  2. タイトル戦?ノンタイトル?
  3. 相手は受ける?(キャッチウェイト交渉)
  4. 罰金は何%?(20% or 30%など)
  5. コミッション判断で中止の可能性は?(体重差・医療)

読み替え例

「132lb(6lb超過)」→ “条件変更か中止の可能性が上がる”(実際に30%罰金でキャッチウェイト実施の報道例あり)

出典:UFC 316(MMA Fighting)


9.最後に1分チェック(ミニクイズ)

9.最後に1分チェック(ミニクイズ) mini quiz

最後にこれだけ答えられたら、もう混乱しません。

Q1

Q1. ノンタイトル戦でよく出る「+1lb許容」は、何で最終決まる?
タップで答え

答え:開催地ルール(コミッション)と契約。
  • ルール側(開催地コミッション):ノンタイトルは「1lbの許容がある」という前提がまず置かれてる(タイトル戦は許容なし)。
  • 契約側(bout contract):ABC側の整理だと、その1lb許容は “契約書に書く or 州の規則で定める” 場合に限る、って扱い。
  • 結局の最終判断は「契約にどう書いてあるか」+「開催地コミッションがOKか」で確定。
Q2

Q2. 罰金は誰に払う形が多い?
タップで答え

答え:相手に支払う(州によって条文で明記される例あり)。
  • 支払先:相手 → ネバダの規定では、没収された分は 相手に支払う と明記。
  • 金額:まず25%が基本、減額もあり得る → 原則「ファイトマネーの25%没収」か、コミッション側が設定する「より少ない額」。
  • 例外:1時間以内にクリア or 1lb以内なら没収なし → 計量後1時間で体重を作る、または契約上限から1lb以内なら 没収や罰金を科せない。
Q3

Q3. キャッチウェイトは自動で決まる?
タップで答え

答え:自動じゃない。相手の同意+コミッション承認の色が強い。
  • 自動じゃない:キャッチウェイトは「勝手にこの体重ね」ではなく、承認が必要な扱い。
  • 強いのはコミッションの承認:ルール上、コミッションが レビューして裁量で認める(公平・安全・競技性などの観点)。
  • 現場フロー(超ざっくり):両陣営が「この体重でやろう」と合意して条件を固める → コミッションが最終OK。

まとめ

まとめ summary
  • 体重超過の処理は「契約 × コミッション × 交渉」で変わる
  • ノンタイトルの“+1lb”は一般的だが、開催地と契約で最終決定
  • 罰金は20%も30%もあり得る(実例あり)
  • キャッチウェイトは自動じゃない
  • 中止は「交渉決裂」「安全NG」「医療ストップ」で起きる

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