第一章:総合格闘技(MMA)初心者必見!基本ルールと用語を徹底解説!MMA観戦が10倍楽しくなる!
最近、格闘技の動画とか試合を見てると、「MMA(エムエムエー)」って言葉をよく聞きませんか?
よく出てくるワードやけど…正直、「なんの略?」って思ってる人、多いはず。
「よく聞くけど、ボクシングとか柔道と何が違うの?」「格闘技ってルール複雑そう…今さら人に聞けない…」「ボクシングでもなく、柔道でもなく、え、全部やるの!?どういうルール!?」「なんかヤバい格闘技っぽいけど、正直よく知らん…」などなど、色んなことを耳にすると思います。
そんなモヤモヤしているあなたをスッキリさせちゃいますッ!!
「MMA」―つまり「総合格闘技」の世界を、ざっくり理解できる記事をご用意しました!
この記事では、
「MMAってなんの略?」
「どんな格闘技なの?」
「他の格闘技と何が違うの?」
っていう疑問を初心者目線でわかりやすく笑えるくらいざっくり紹介していくよッ!
格闘技ファンも、格闘技未経験のあなたも知ってると、試合観戦が5倍いや10倍面白くなるッ!!
読めば「とりあえずMMAって言っとけば通ぶれる」くらいにはなれるから、格闘技オタクの友達にドヤ顔で話せるチャンス!
目次
MMAとは?

「MMA」英語の頭文字をとって、略された名称で、正式には「Mixed Martial Arts(ミックスド・マーシャル・アーツ)」の略。
「Mixed(ミックスド)」→混合
「Martial(マーシャル)」→武道
「Arts(アーツ)」→芸術
といったように分けて、訳すとこんな感じ。
日本語では「総合格闘技」の名称で呼ばれています。
ざっくりなルールは「打撃」「投げ」「寝技」などをミックスした競技になります。
要は、「ボクシング」「キックボクシング」「柔道」「レスリング」「ブラジリアン柔術(BJJ)」を全て合わせた忙しい競技です(笑)
詳しいルールは後で説明していくので、今はこんな感じで覚えてもらえれば大丈夫です。
MMAのルールは?
基本的なルールは以下の3つ
①KO(ノックアウト)もしくはTKO(テクニカルノックアウト=レフェリーやドクターが試合を止める)
②ギブアップ(関節技・絞め技)
③判定(ラウンド終了後のジャッジ採点)
で勝敗が決まります。
禁止されている行為
①頭突き
②髪・耳・口・鼻などを掴む
③目つぶし
④後頭部への打撃
⑤噛みつき
⑥喉への攻撃
⑦金的攻撃
⑧手足の指に関節技を掛ける
以上の行為は禁止!!
そして試合の流れの中での禁止行為があり
①金網やロープを故意に掴む
②マウスピースをわざと落とす、テーピングを剥がして時間を稼ぐ行為
③レフェリーの指示無視
これらの行為を意図的に何回も行うと、以下の処罰が下されます。※上から順に罰が軽い
①口頭注意
②減点(ポイント1減)
③失格(重大・悪質な場合)+ファイトマネーの減額
これらの行為を意図的にかつ悪質な場合はこれらの処罰が与えられスポーツマンシップらしからぬ場合はさらに重い処分も課せられることもあります。
その他との格闘技との違いは?
比較対象として、何個か具体例を出していきます。
プロレス:ショー要素が強く、試合は演出が含まれ、ド派手な印象。
K-1(キックボクシング):打撃特化
柔道:打撃無しの投げ合いと寝技がある
など、他の競技の比較としてはこんな感じで、1つのルールに特化したもが多いです。
MMAの特徴

競技をする上で、特徴的なものが「グローブ」です。
打撃がある競技なので、グローブをするのですが、更に寝技もあるので特徴的なグローブを使用します。
そして行われるリングや試合時間などにも、特徴があります。
使用するグローブ
この特徴的なグローブを使って競技を行います。
名前が「オープンフィンガーグローブ」といいます。
団体によってカラーリングや形状が少し違いますが、基本的にはこの様な形のものを使用します。
ボクシングやキックボクシングなどの、一般的な大きなグローブ使用せず、指一本づつ個別に分かれて入れれるもので、これは先程にも説明した通り寝技があるので、ある程度指の動きや掴み動作が必要な競技なのでそういった特殊なグローブを使います。
試合場(リング・金網(ケージ))

リング
皆さんおなじみで見たことあるのがこの「リング」になります。
ボクシングやプロレス、キックボクシングなどでも使われている一般的なものになります。
国内(日本)ではこの形状のものが多く使用されています。

金網(ケージ)
海外でのMMAでは一般的にこういった形のものを使用します。
団体によって少し形が違いますが、基本的にはこういった金網を使用し試合を行います。
名前が「ケージ(Cage)」と呼ばれています。
試合の時間構成
試合展開は基本的には、「5分・3ラウンド」の展開で試合が行われ、他の競技と比較するとボクシングでは「3分・12ラウンド(タイトルマッチ)」で試合が行われます。
あと、補足で少し特徴的なものが相手がダウンしても試合が引き続き継続されることです。
これは前にも説明した通り、寝技がありそのダウンした流れのままが試合が引き続き行われ、そこから寝技で逆転勝ちするような場面があるのが「MMA」の魅力でもあります!!
上記で上げたボクシングで比較すると、相手がダウンするとレフェリーが10カウント(10秒)数えその間はダウンを奪った選手はレフェリーがカウントを数え終わるまで何も(攻撃)できず、ダウンした選手が立ち上がれば、レフェリーが続行しても大丈夫と判断した場合に引き続き試合が継続されるというルールになります。
MMA観戦のポイントと用語解説

MMAは打撃・組み技・寝技の3つの要素が組み合わさった総合格闘技なので、試合の流れがダイナミックに変わります。
立ち技での打撃戦から急に寝技に移行したり、投げ技が決まったりと、一瞬も目が離せません。
特に注目してほしいのは選手のポジション取りです。
上のポジションを取った選手が有利になりがちですが、下からでも逆転の可能性は常にあります。
また、相手との距離感(レンジ)の駆け引きも面白いポイントで、打撃が得意な選手は距離を保ちたがり、組み技が得意な選手は密着を狙います。
その中でも実況者の方がMMAの解説をする中で、専門用語をよく発することがあるのでそれを解説していきます。
専門用語
テイクダウン (Takedown) | タックルなどで相手をマットに倒す技術。レスリングや柔道の要素が強く、どのタイミングで、どのようにして相手を倒すのか、その攻防に注目。 |
マウントポジション(Mount position) |
上になった選手が、相手の胴体の上に |
サイドポジション(Side position) | 上になった選手がマウントポジションなどから、相手の横に位置して押さえつける体勢。 |
パウンド(Pound) | テイクダウンで相手をマットを倒した後、上のポジションからパンチを打つこと。顔面やボディへの連続攻撃で相手を圧倒できる。 |
バックポジション(Back position) | 上になった選手が、相手の背後に回り込んでコントロールする体勢。リアネイキッドチョークなどを狙いやすい。 |
サブミッション(Submission) | 関節技や絞め技で相手をギブアップ(タップアウト)させる技術。じわじわと極まっていく過程や、それを防ぐディフェンスに注目。 |
リアネイキッドチョーク(RNC)(Rear Naked Choke) | バックポジションから相手の首を腕で絞める技。 |
グラウンドコントロール(Ground control) | テイクダウン後、相手を押さえつける技術。マウント、サイドポジション、バックポジションなど、有利な体勢をいかにキープし、そこから攻撃につなげられるか注目。 |
クリンチ(Clinch) |
相手に密着(抱きつく)して組み合う状態。打撃を |
ガードポジション(Guard position) |
下になった選手が、相手の腰に足を |
ハーフガード(Half guard) |
ガードポジションの変形の防御体勢。相手(上の状態)の片足に自分(下の状態)の足を |
パスガード(Pass guard) | ガードポジションから有効なポジション(例:マウントポジション)に移行する技術。 |
以上の様な専門用語があり、これで全部ではなくまだまだあります。
今回、押さえた用語は寝技に関するものが多いです。
なぜかというと、実際試合を観戦していると寝技に移行する場面がたくさんあり、どうなってるかわからない状態が続くことがよくあります。
初心者の方にはホントに面白くない場面で退屈なところではありますが、そこで専門用語を頭に入れておくとそのつまらない状態が少しでも面白く見れるようになります。
まだまだ、新しい用語も紹介していきますが一気に紹介しても分からなくなるので今回はこれ位にしておき、また次回に解説していきます。
少しでも、MMAに興味が出てもらえれば最高に嬉しいので、次回も乞うご期待して下さいッ!!
ということで現場からの報告でしたッ!!