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読了時間:約38分
この記事のポイント
- 結論:UFCベガス123はどんな大会だったのか?
- UFCベガス123は、いつ・どこで・どんな条件で行われたのか?
- UFCベガス123の全12試合は、誰がどう勝ったのか?
※本ページはアフィリエイト広告(PR)を含みます。本ページの情報は2026年11月時点のものです。試合開始時間、対戦カードが変更になる可能性あります。最新の配信状況はU-NEXTサイトや大会公式サイトにてご確認ください。
1ラウンドと2ラウンド、上や背中を取っていた時間は、モイカノのほうがずっと長かった…。
それでも3ラウンド1分28秒、最後に上から打撃を落としていたのは26歳のほうでした!
UFCベガス123のメインイベントでは、トム・ノーランがヘナート・モイカノをグラウンドのパンチと肘で仕留め、3ラウンド1分28秒のTKO勝利!
初めてのUFCのメインイベントで、UFCライト級12位の37歳を仕留めました。
コ・メインではジャコビー・スミスがランディ・ブラウンに30-26、30-26、30-26の判定勝利!
プロ14戦無敗のまま、この大会で勝ち星を積み重ねました。
事前記事では、メインを「37歳の12位と、5連勝中の26歳。初メインのノーランはモイカノを崩せるのか?」っていう問いで書きました。
離れて打ち合う時間が長いほどノーラン、組んで背中を取る時間が長いほどモイカノ、と見ていたんですが、実際には背中を取られ続けたノーランのほうが、最後に試合を終わらせています。
そして結果として、ファイト・オブ・ザ・ナイト(FOTN)の選出はなく、パフォーマンス・オブ・ザ・ナイト(POTN)はノーラン、ルシア・サボヴァ、ジョー・クロプスコット、ジュリアン・イローサの4人に出ています。
この記事を読めば、UFCベガス123(モイカノ vs ノーラン)の全12試合の結果、注目3試合(モイカノ vs ノーラン、ヤナ・サントス vs ルアナ・サントス、イローサ vs リー・ジョンヨン)の展開と今後への影響、そしてクロプスコットとサボヴァのUFCデビュー戦の中身が分かります。
「結果だけ早く知りたい」人は結論と結果表から、「中身までじっくり知りたい」人は注目3試合の分析まで読んでみて下さい。
読了目安は約20分です。
事前記事の見立ては、どうなった?
事前記事で注目した3試合の見立てと、実際に起きたことを先に並べておきます。
この試合の見どころ事前記事はこちら
結論:UFCベガス123はどんな大会だったのか?
UFCベガス123は2026年10月31日(日本時間11月1日)、米ネバダ州ラスベガスのUFC施設内にある「Meta APEX」という会場で行われ、メインイベントでトム・ノーランがヘナート・モイカノに3ラウンド1分28秒のTKO勝利!
UFCライト級14位の26歳が、初めてのメインイベントで12位の37歳に勝利しました!
一言で言うなら、「背中を取られても崩れなかった側が、最後に試合を終わらせた大会」となりました。
理由は3つ。
ただ、勝った3人とも、楽に勝ったわけではないんです…。
ノーランは1ラウンドだけで4分7秒、モイカノに上や背中を取られていた…。
ルアナは1ラウンドにテイクダウンを9回狙って、1回も通せていない…。
イローサは開始直後にリーの打撃で効かされ、マットに倒れる場面から試合が始まっている…。
有効打の数で上回っていたのに、判定で負けたのは誰だったのか?
答えは「打撃の数で上回ったヤナは、なぜ判定で負けたのか?」の分析にあります。
※決着方法・ラウンド・時間はUFC公式スコアカード・UFC公式の結果記事・ufcstats.comで照合しています。2R時点の採点は、UFC公式スコアカードの1・2ラウンドの点によります。
UFCベガス123は、いつ・どこで・どんな条件で行われたのか?
※本記事の試合結果はUFC公式スコアカード・UFC公式のメインカードとプレリムの結果記事・ufcstats.comの3つで照合し、全12試合の勝者・ラウンド・時間が一致したものです。クロプスコットの決着はUFC公式のプレリム結果記事の見出しに「3ラウンド」とありますが、同じ記事の本文・UFC公式スコアカードの結果欄・ufcstats.comがそろって2ラウンドなので、2ラウンドを採りました。計量はUFC公式の計量結果によります。選手名のカタカナ表記はUFC公式イベントページと各選手ページに準拠しています。
UFCベガス123の全12試合は、誰がどう勝ったのか?
対戦カード(結果)
予想の締め切りまで
Main Card(メインカード)タップで開くタップで閉じるクリックで開くクリックで閉じる
勝つと思う選手の名前をタップすると、予想として印が付きます。もう一度タップすると外れます(このページを離れると消えます)。予想はこのブラウザに保存され、結果記事で答え合わせできます
Prelims(プレリム)タップで開くタップで閉じるクリックで開くクリックで閉じる
勝つと思う選手の名前をタップすると、予想として印が付きます。もう一度タップすると外れます(このページを離れると消えます)。予想はこのブラウザに保存され、結果記事で答え合わせできます
プレビュー記事の対戦カード表で予想を入れた人は、上の表で答え合わせができます(予想を入れたのと同じ端末・同じブラウザのときだけ)。
筆者がプレビュー記事の表に入れた予想は、12試合中6試合で勝者が当たり、メインカードは5試合中2試合でした。
メインカードからプレリムまで、UFCベガス123全12試合の結果です。★はボーナスの対象者です。
フィニッシュで決着したのは6試合、判定まで行ったのも6試合でした。
| カード | 勝者 | 決着方法 | ラウンド / 時間 |
|---|---|---|---|
| メインイベント (ライト級) |
トム・ノーラン | TKO(グラウンドのパンチと肘) ★POTN |
3R 1:28 |
| コ・メイン (ウェルター級) |
ジャコビー・スミス | UD(30-26、30-26、30-26) | 3R 5:00 |
| メインカード (フライ級) |
コーディ・ダーデン | UD(29-28、29-28、29-28) | 3R 5:00 |
| メインカード (女子バンタム級) |
ルアナ・サントス | UD(29-28、29-28、29-28) | 3R 5:00 |
| メインカード (ウェルター級) |
ジャン・ポール・レボスノヤニ | TKO(ドクターストップ・顔のカット) ★FB |
3R 2:11 |
| プレリム (フェザー級) |
ダコタ・ホープ | SD(28-29、29-28、29-28) | 3R 5:00 |
| プレリム (ウェルター級) |
ロドリゴ・セジナンド | TKO(ドクターストップ・顔のカット) ★FB |
2R 5:00 |
| プレリム (フェザー級) |
ジュリアン・イローサ | KO(右のパンチ) ★POTN |
1R 1:31 |
| プレリム (ミドル級) |
ザカリー・リース | UD(29-27、29-27、29-27) | 3R 5:00 |
| プレリム (ミドル級) |
ジョー・クロプスコット | 一本(三角腕十字) ★POTN |
2R 1:25 |
| プレリム (女子ストロー級) |
ピエラ・ロドリゲス | UD(30-27、30-27、30-27) | 3R 5:00 |
| プレリム (女子フライ級) |
ルシア・サボヴァ | TKO(グラウンドのパンチ) ★POTN |
3R 3:20 |
※UD=ユナニマス判定、SD=スプリット判定。★POTN=パフォーマンス・オブ・ザ・ナイト(各10万ドル / 約1,573万円と報道)。★FB=フィニッシュボーナス(各2.5万ドル / 約393万円と報道)。金額とFBはUFC公式のボーナス記事に記載がなく、報道によるものです。ファイト・オブ・ザ・ナイト(FOTN)の選出はありません。KOとTKOの区別は、UFC公式スコアカードとUFC公式の結果記事の表記に合わせました。スミスの30-26は、ブラウンが2ラウンドに1点減点されたうえでの点、リースの29-27は、リースが1ラウンドに目への指の接触で1点減点されたうえでの点です。出典:UFC公式サイト(2026年11月1日確認)
ボーナスを獲ったのは誰か?
パフォーマンス・オブ・ザ・ナイト(POTN)は、その大会で特に印象に残る勝ち方をした選手に贈られるボーナス。
ファイト・オブ・ザ・ナイト(FOTN)はその大会のベストバウトに選ばれた試合の2人に、フィニッシュボーナス(FB)はPOTNに選ばれなかった選手のうち、KO・TKO・一本で試合を終わらせた勝者に出るボーナスになっています。
UFC公式のボーナス記事が発表したのは、POTNの4人だけで、FOTNの記載はありません。
金額は公式記事に書かれていませんが、報道では各10万ドル(約1,573万円)。
ドクターストップで勝ったレボスノヤニとセジナンドには、各2.5万ドル(約393万円)のフィニッシュボーナス(FB)が出たと、報道では伝えられています。
4人のうちクロプスコットは、試合後のオクタゴンインタビューで「10万ドルのボーナスがあると本当に助かる」と話していた選手でもあります。
※POTNの4人はUFC公式サイトのボーナス記事で確認しました(2026年11月1日)。同記事に金額とFOTN・フィニッシュボーナス(FB)の記載はありません。FBの2名・2.5万ドルは、MMA専門メディアのheavy.com(2026年10月31日の記事)の報道によるものです。POTNの10万ドルは、Sherdog(2026年10月31日の記事)とBJPenn.com(2026年10月31日の記事)の報道によるもので、UFC公式では確認できていません。円換算は1ドル157.3円(欧州中央銀行の参照レート、2026年10月30日)で計算した概算です。
背中を取られ続けたノーランは、なぜ3ラウンドでモイカノを止められたのか?
先に1つだけ想像して考えてみて下さい…。
2R時点で、ジャッジ3人の採点はどうなっていたでしょう?
答えは下の「分析」にあります。
UFC公式インタビュー
※以下はUFC公式YouTubeチャンネルが公開した、試合後オクタゴンインタビューです。

初めてのメインイベントでベテランを止めた直後、26歳は何を話したのか?
この「長引くほど倒せる」っていう計算が数字でどう出たかは、下の「分析」の表にあります。
#14 / 12-1
#12 / 21-8-1試合結果まとめ
分析
事前記事では、この試合を「37歳の12位と、5連勝中の26歳。初メインのノーランはモイカノを崩せるのか?」っていう問いで書きました。
筆者の見立ては、離れて打ち合う時間が長いほどノーラン、組んで背中を取る時間が長いほどモイカノ、っていうものでした。
半分は、その見立てのとおりでもあったんです。
1ラウンドと2ラウンドは、組んで背中を取る時間が長いモイカノのほうに寄っていました。
ufcstats.comの記録では、モイカノのコントロールタイム(上や背中を取って相手を抑えていた時間)は1ラウンドだけで4分7秒、2ラウンドも3分2秒!
ただ、背中を取られ続けても、ノーランは絞められなかったんです。
そして2ラウンド、レフェリーのダン・ミラグリオッタが2人を立たせて再開すると、試合が一気に動きました。
有効打は「ノーラン / モイカノ」、コントロールタイムは「モイカノ / ノーラン」の順です
※有効打(Significant Strikes)とコントロールタイムはufcstats.comの記録、ラウンドごとの採点はUFC公式スコアカードによります(2026年11月1日確認)。試合の流れはUFC公式の結果記事によります。
3ラウンドの有効打は、ノーランの40発に対してモイカノは3発。
そのうちノーランの30発は、上から落としたグラウンドの打撃です!
1ラウンドに4発しか当てていなかった26歳が、ラウンドが進むほど手数を増やしていったことになります。
オクタゴンインタビューで話していた「長引くほど倒せる」は、この数字の並びそのものでもあったと思います。
もし2ラウンドにレフェリーが2人を立たせていなかったら、背中を取られた時間はもっと続いていたはずです。
ただ、ここで役に立つのは「たられば」より、次の試合でどこを見るか。下の観戦メモに1つだけ書いておきます。
初メインで6連勝!ノーランはライト級のどこまで上がるのか?
ノーランはこれでプロ戦績12勝1敗となり、6連勝!
UFCでの黒星は2024年1月のデビュー戦だけで、そこから6試合続けて勝っています。
UFC公式の結果記事は、この勝利を「キャリア最大の勝利」と書き、層の厚いライト級の新しい挑戦者候補として名前を挙げています。
大会時点の順位は14位で、12位のモイカノに勝ったことで、次回のランキング更新でどこまで上がるかが注目になります。
敗れたモイカノはプロ戦績21勝8敗1分となってしまいました…。
1・2ラウンドは得意のバックからの絞めで主導権を握っていただけに、2ラウンドの再開から流れを失ってしまいました…。
大会前の取材では、いまのUFCとの契約の残り3試合を戦い切りたいと話していた37歳でもあります(Sports Illustrated、2026年10月28日)。
※試合後の発言は、UFC公式YouTubeのオクタゴンインタビュー(英語の音声と自動字幕で確認)をもとに要約しています。鉤括弧の発言は、英語の発言を日本語に訳したものです。順位は大会時点のUFC公式ランキング(メディア投票、2026年10月20日更新)によります。
まとめ
ノーランが勝ったのは、モイカノの組みを止め切ったからではない。
背中を取られても絞められずに耐え、立って再開した2ラウンドから手数を一気に増やしたから。
打撃の数で上回ったヤナは、なぜ判定で負けたのか?
先に1つだけ想像して考えてみて下さい…。
ルアナ・サントスが1ラウンドに狙ったテイクダウンは9回。成功したのは何回だったでしょう?
答えは下の「分析」にあります。
UFC公式インタビュー

6位と7位の同じ姓の対決を制した直後、ルアナは自分の一番の武器をどう話したのか?
#7 / 12-2
#6 / 17-9試合結果まとめ
分析
事前記事では、この試合を「6位と7位、名前も同じ『サントス』。3連勝中の2人のうち、上に行くのはどちらか?」っていう問いで書きました。
見立ては、打撃で判定を取ってきたヤナに、ルアナが組んで寝技の時間を作れるかどうか、その時間の長さが勝ち負けにそのまま出る、っていうものでした。
この見立ては、ほぼそのとおりの展開でもあったんです。
ただ、筆者がプレビュー記事の表に入れた予想はヤナで、勝者の予想は外れちゃいました…。
有効打は「ルアナ / ヤナ」、テイクダウンは「ルアナの成功 / 試行」、コントロールタイムは「ルアナ / ヤナ」の順です
※有効打(Significant Strikes)・テイクダウン・コントロールタイムはufcstats.comの記録、ラウンドごとの採点はUFC公式スコアカードによります(2026年11月1日確認)。
有効打の合計は、ヤナの17発に対してルアナは15発。
数だけならヤナが上回っていました。
ところが、そのヤナの17発のうち13発は1ラウンドのもの。
2・3ラウンドの10分間で、ヤナが当てた有効打はたったの4発…。
ルアナは1ラウンドにテイクダウンを9回狙って1回も通せなかったんですが、2ラウンドからは7回中5回を成功!
3ラウンドのコントロールタイムは4分4秒で、5分のうちほとんどを背中に乗った状態で過ごしています。
7位が6位に判定勝利。ルアナとヤナの順位はどうなるのか?
ルアナはこれでプロ戦績12勝2敗となり、4連勝!
UFC公式の結果記事も、4連勝でキャリア12勝目と伝えています。
大会時点の順位は7位で、1つ上の6位に勝った形になり、次回のランキング更新で順位がどう動くかが注目です。
オクタゴンインタビューでは、ランキングで自分より上にいて、ベルトに近づける相手と戦いたいと話していました。
敗れたヤナはプロ戦績17勝9敗となり、3連勝でストップ…。
1ラウンドは打撃の数でもコントロールタイムでも上回っていただけに、2ラウンドからテイクダウンを止められなかったことが響いてしまいました…。
※ルアナ・サントスの発言は、UFC公式YouTubeのオクタゴンインタビューのうち、本人がポルトガル語で話した部分(自動字幕で確認)を日本語に訳して要約しています。鉤括弧の発言は、本人が英語で話した部分です。順位は大会時点のUFC公式ランキング(メディア投票、2026年10月20日更新)によります。
まとめ
ルアナが勝ったのは、打撃の数で上回ったからではない。
1ラウンドに9回失敗しても組みに行き続け、2・3ラウンドの背中を取る時間でジャッジ3人を振り向かせたから。
開始直後に効かされたイローサは、なぜ引退試合を1ラウンドKOで締められたのか?
先に1つだけ想像して考えてみて下さい…。
効かされたイローサが倒し返して試合を終わらせたのは、開始から何分何秒だったでしょう?
答えは下の「試合結果まとめ」にあります。
UFC公式インタビュー

最後の試合を白星で終えた直後、イローサは引退の決断をどう話したのか?
NR / 32-14
NR / 11-4試合結果まとめ
分析
事前記事では、この試合を「31勝のイローサは2連敗中、リー・ジョンヨンは1年5か月ぶり。白星から遠のく2人のどちらが抜け出すのか?」っていう問いで書きました。
31勝のうち26勝をフィニッシュで決めてきたイローサが序盤から終わらせにいくのか、リーが判定までもつれさせるのか、っていう見立てでもありました。
結果、序盤で試合を終わらせたのはイローサのほう。
ただ、筆者がプレビュー記事の表に入れた予想はリーで、こちらは外れてしまいました…。
そして展開は、序盤から攻めて押し切る形ではなかったんです。
先に効かされたのはイローサで、そこから倒し返しています。
数字はすべて「イローサ / リー」の順です
※有効打(Significant Strikes)とノックダウンはufcstats.comの記録、試合の流れはUFC公式のプレリム結果記事によります(2026年11月1日確認)。最初にイローサが効かされた打撃は、UFC公式の結果記事が右のオーバーハンド、インタビューの聞き手が左フックと書き分けていて確定できないため、本文では「打撃」としました。ufcstats.comの決着の記録は「Punch to Head At Distance」です。
1分31秒の中で、イローサの有効打は16発、リーは9発。
ノックダウンを奪ったのはイローサの1回だけです!
インタビューで話していた「体重を乗せて打つ練習」が、効かされたあとの右の打ち合いで出たことになります。
プロ32勝目で現役を終えた。イローサの最後の試合は何を残したのか?
イローサはこれでプロ戦績32勝14敗となり、連敗を2で止めて現役を終えました!
UFC公式の結果記事によると、これがプロ32勝目で最後の勝利、13度目のKO勝利で、UFCには3度にわたって在籍してきた選手でもあります。
最後の試合で、パフォーマンス・オブ・ザ・ナイト(POTN)のボーナスも獲得しています。
敗れたリーはプロ戦績11勝4敗となり、およそ1年5か月ぶりの試合を白星で飾れませんでした…。
2025年5月のUFC 315に続いて、2連敗となってしまいました…。
※イローサの発言は、UFC公式YouTubeの引退インタビュー(英語の音声と自動字幕で確認)をもとに要約しています。鉤括弧の発言は、英語の発言を日本語に訳したものです。インタビューの映像には、オクタゴンにグローブを置く場面は映っていません。
まとめ
イローサが勝ったのは、序盤から攻めて押し切ったからではない。
先に効かされても下がり続けず、足を止めた右の打ち合いで倒し返したから。
注目3試合の外では、何が起きていたのか?
注目3試合の外では、DWCSから上がってきた選手と、プロ12戦無敗の選手が、そろってUFCデビュー戦を勝利で飾っていました。
DWCSから上がったクロプスコットが、UFCデビュー戦で三角腕十字の一本勝ち
プレリムのミドル級では、ダナ・ホワイトコンテンダーシリーズ(DWCS)シーズン10の第1週で契約したジョー・クロプスコットが、ニック・クラインに2ラウンド1分25秒、三角腕十字で一本勝利!
下から形勢を入れ替えて背中に回り、逆三角の形から腕を取って極めています。
ufcstats.comの記録では、クロプスコットがサブミッションを狙ったのは1ラウンドに1回、2ラウンドに2回の計3回で、クラインは1回もありません。
コントロールタイムはクラインのほうが長かったんですが、極めに行った回数はクロプスコットだけでした。
1ラウンドの脚への有効打も8発中8発!
オクタゴンインタビューでは、わざと組みの展開に引き込んで相手を疲れさせたかったと話し、この試合の5日後に、16歳のころから付き合ってきた婚約者と結婚すると明かしました。
「10万ドルのボーナスがあると本当に助かる」と話していたその10万ドルは、パフォーマンス・オブ・ザ・ナイト(POTN)として実際に本人のもとへ届いています。
クロプスコットはこれでプロ戦績10勝3敗となり、UFC公式によると6連勝!
DWCSシーズン10で契約した選手のUFCデビュー戦は、2026年10月26日時点で5人とも勝っていて、クロプスコットで6人目の勝利となりました!
敗れたクラインはプロ戦績6勝4敗で、UFC公式の結果記事によると、この試合の前からの2連敗が3つに伸びてしまいました…。
※試合後の発言は、UFC公式YouTubeのオクタゴンインタビュー(英語の音声と自動字幕で確認)をもとに要約しています。鉤括弧の発言は、英語の発言を日本語に訳したものです。サブミッションの試み・有効打・コントロールタイムはufcstats.com、プロ10勝目・6連勝とクラインの2連敗はUFC公式のプレリム結果記事によります。DWCSシーズン10の契約選手のデビュー戦の成績は、事前記事で2026年10月26日時点に確認した5人の結果に、今回のクロプスコットを足したものです。
サボヴァが無敗のままUFCデビュー、3ラウンドにパウンドでTKO
プレリムの女子フライ級では、ルシア・サボヴァがタイナラ・リズボアに3ラウンド3分20秒のTKO勝利!
3ラウンドの早い時間にリズボアを倒し、クルシフィクス(相手の両腕を封じて横から抑える体勢)からマウントに移って、上から打撃を落とし続けました。
ufcstats.comの記録では、有効打はサボヴァの70発に対してリズボアは14発。
そのうちサボヴァの43発がグラウンドの打撃!
サボヴァはこれでプロ戦績13勝0敗、無敗のままUFCデビュー戦を勝利で飾りました。
UFC公式のボーナス記事は、スロバキア出身の女子選手として初めてのUFCファイターと紹介していて、POTNのボーナスも獲得しています。
オクタゴンインタビューでは、決着の形を1か月以上練習してきたと話し、この勝利を1か月会えていない息子にささげていました。
リズボアはプロ戦績7勝5敗となってしまいました…。
そのほかの試合
コ・メインのウェルター級では、ジャコビー・スミスがランディ・ブラウンに30-26×3の判定勝利!ufcstats.comの記録では、スミスのコントロールタイムは8分53秒、ブラウンは0秒でした。ブラウンは2ラウンドに1点減点されています。カルロス・レアルの欠場で回ってきた試合で、スミスはプロ戦績14勝0敗、ブラウンはプロ戦績20勝9敗。
フライ級では、コーディ・ダーデンがオデー・オズボーンに29-28×3の判定勝利!テイクダウンを8回狙って6回成功させています。ダーデンはプロ戦績19勝11敗1分、オズボーンはプロ戦績13勝10敗。
ウェルター級では、ジャン・ポール・レボスノヤニがファーマン・ハサノフに3ラウンド2分11秒、顔のカットによるドクターストップでTKO勝利!UFC公式によると、UFCで初めてのフィニッシュ勝利です。レボスノヤニはプロ戦績12勝2敗、ハサノフはプロ戦績6勝1敗でプロ初の黒星となってしまいました…。
フェザー級では、ダコタ・ホープが計量で2ポンド超えたフランシス・マーシャルにスプリット判定勝利!ジャッジの判断が割れたのは2ラウンドだけでした。ホープはプロ戦績12勝2敗でUFC初勝利、マーシャルはプロ戦績10勝4敗。
ウェルター級では、ロドリゴ・セジナンドがティオドル・ベリグレンに、2ラウンド終了時の顔のカットによるドクターストップでTKO勝利!セジナンドはプロ戦績10勝2敗でUFC初勝利、ベリグレンはプロ戦績8勝5敗。
ほかにも、ミドル級のザカリー・リースがミッキー・ガルに、女子ストロー級のピエラ・ロドリゲスがタリタ・アレンカーに、それぞれ判定で勝利しています。リースはプロ戦績11勝4敗、ガルはプロ戦績7勝8敗、ロドリゲスはプロ戦績13勝2敗、アレンカーはプロ戦績8勝2敗1分。
この大会前に掘り下げたnote記事
大会後のnote記事
- UFCベガス123 サボヴァ、クロプスコット、レボスノヤニ…負けを知る側と、知らない側の答え合わせ!(試合後記事)【2026 / 11 / 2 20:30公開】
結局、このUFCベガス123はどんな大会だったのか?
この大会のいちばん大きな出来事は、初めてメインに立った26歳が、ベテランの得意な形に長く付き合ったうえで、最後に試合を終わらせたことだったと思います。
ノーランは1・2ラウンドで合わせて7分以上、モイカノに上や背中を取られていました。
2R時点のジャッジの採点も19-19の同点。
それでも3ラウンドに有効打を40発まとめ、5ラウンドまで行かずに試合を終わらせています!
そしてこの大会は、数の多さと勝ち負けがそのままつながらない試合が続いた大会でもあったと思います。
有効打の合計で上回ったヤナは判定で負け、コントロールタイムで下回ったクロプスコットは一本勝利。
勝ったのは、自分の得意な時間を最後に長く作れた側だった、っていうことになります。
試合後のオクタゴンインタビューでは、勝った選手たちがそろって、試合の外の大事な人の話をしていました。
クロプスコットは5日後の結婚式を、イローサは息子のそばにいたいという引退の理由を、サボヴァは1か月会えていない息子への思いを話し、ノーランは試合前に神に話しかけてからオクタゴンへ向かったと振り返っています。
選手の今後
大会を振り返るための3ステップ
UFCベガス123の結果、どこまで覚えてる?理解度クイズ
Q1ノーランがモイカノを止めたのは、いつ・何で?
⭕ 正解!初めてのメインイベントでの、3ラウンド1分28秒のTKO勝利でした。
❌ 惜しい!正解は3ラウンド1分28秒、グラウンドのパンチと肘でのTKO勝利です。 → モイカノ vs ノーランへ
Q2メインの2R時点で、ジャッジ3人の採点はどうなっていた?
⭕ 正解!3人とも1ラウンドをモイカノ、2ラウンドをノーランに付けて、19-19でした。
❌ 惜しい!正解は3人とも19-19の同点。1ラウンドはモイカノ、2ラウンドはノーランでした。 → モイカノ vs ノーランへ
Q3ルアナ・サントスが1ラウンドに通したテイクダウンは何回?
⭕ 正解!9回狙って0回。それでも2・3ラウンドで5回通し、判定で勝ちました。
❌ 惜しい!正解は0回(9回狙って成功なし)。5回は2・3ラウンドの合計です。 → ヤナ vs ルアナへ
Q4クロプスコットがUFCデビュー戦を決めた技は?
⭕ 正解!背中に回って逆三角の形を作り、腕を取って2ラウンド1分25秒に極めました。
❌ 惜しい!正解は三角腕十字。リアネイキドチョーク(RNC)は1ラウンドに狙った技です。 → クライン vs クロプスコットへ
Q5パフォーマンス・オブ・ザ・ナイト(POTN)に選ばれなかったのは?
⭕ 正解!POTNはノーラン、サボヴァ、クロプスコット、イローサの4人でした。
❌ 惜しい!正解はルアナ・サントス。POTNは4人ともフィニッシュ勝利の選手です。 → ボーナスへ
ホントかウソか、意外な事実を当てられる?
1判定で負けたヤナ・サントスは、有効打の合計ではルアナ・サントスを上回っていた
⭕ 正解!有効打はヤナ17発、ルアナ15発。ただしヤナの13発は1ラウンドのものでした。
❌ 惜しい!ホントです。有効打はヤナ17発、ルアナ15発でした。 → ヤナ vs ルアナへ
2クロプスコットは、試合の5日後に結婚式を控えていた
⭕ 正解!16歳のころから付き合ってきた婚約者と結婚すると、オクタゴンインタビューで明かしました。
❌ 惜しい!ホントです。オクタゴンインタビューで本人が明かしています。 → クライン vs クロプスコットへ
3メインで、上や背中を取っていた時間が長かったのはノーランのほうだった
⭕ 正解!コントロールタイムはモイカノ7分17秒、ノーラン1分10秒。抑えられていた側が勝ちました。
❌ 惜しい!ウソです。コントロールタイムはモイカノ7分17秒、ノーラン1分10秒でした。 → モイカノ vs ノーランへ
- 見逃した試合の配信状況については、UFC視聴方法ガイドでも詳しく紹介しています。
- DWCSから上がってきた選手のことは、UFCへの登竜門ガイドで詳しく紹介しています。
- 過去大会の結果記事は、UFC大会結果アーカイブ|2025-2026年 全大会の結果・プレビュー記事まとめから大会別にたどれます。
よくある質問
Q1UFCベガス123のメインイベント(モイカノ vs ノーラン)の結果は? タップで答え
- ノーランはプロ戦績12勝1敗で6連勝。初めてのUFCのメインイベントでの勝利。
- 1・2ラウンドはモイカノがコントロールタイムで上回り、2R時点のジャッジ3人の採点は19-19だった。
- ノーランはパフォーマンス・オブ・ザ・ナイト(POTN)のボーナスを獲得(金額は報道では10万ドル / 約1,573万円)。
Q2ヤナ・サントス vs ルアナ・サントスの結果と判定の内訳は? タップで答え
- ジャッジ3人とも、1ラウンドをヤナ、2・3ラウンドをルアナに付けた。
- 有効打の合計はヤナが17発、ルアナが15発。ルアナはテイクダウンを2・3ラウンドで5回通した(ufcstats.com)。
- ルアナはプロ戦績12勝2敗で4連勝、ヤナはプロ戦績17勝9敗。
Q3UFCベガス123のメインカードの結果一覧は? タップで答え
- メインイベント:ノーランがヘナート・モイカノに3ラウンド1分28秒のTKO勝利。
- コ・メイン:スミスがランディ・ブラウンに30-26×3の判定勝利。
- フライ級:ダーデンがオデー・オズボーンに29-28×3の判定勝利。
- 女子バンタム級:ルアナ・サントスがヤナ・サントスに29-28×3の判定勝利。
- ウェルター級:レボスノヤニがファーマン・ハサノフに3ラウンド2分11秒のTKO勝利(ドクターストップ)。
Q4UFCベガス123のボーナスは誰が獲得したの? タップで答え
- ファイト・オブ・ザ・ナイト(FOTN)の選出はなかった。
- 金額はUFC公式の記事に書かれておらず、報道では各10万ドル(約1,573万円)。
- フィニッシュボーナス(FB)(各2.5万ドル / 約393万円)は、レボスノヤニとセジナンドの2名と報道されている(UFC公式では未確認)。
Q5DWCSから上がったクロプスコットのUFCデビュー戦はどうだった? タップで答え
- クロプスコットはプロ戦績10勝3敗で、UFC公式によると6連勝。
- パフォーマンス・オブ・ザ・ナイト(POTN)のボーナスを獲得。
- 試合後には、5日後に結婚式を控えていると明かした。
Q6ジュリアン・イローサは引退したの? タップで答え
- UFC公式の結果記事によると、プロ32勝目で最後の勝利、13度目のKO勝利。
- 試合後のインタビューでは、息子のそばに長くいたいことを引退の理由に挙げた。
Q7UFCベガス123の見逃し配信はどこで確認できる? タップで答え
- 見逃し配信の有無と期間は、U-NEXTのUFCページで確認できる。
- 最新の配信状況は公式サイトでご確認ください。
配信の最新情報はU-NEXTのUFCページで確認できます。![]()
※試合結果とボーナス情報は本記事執筆時点でUFC公式サイトの結果記事・公式スコアカード・ufcstats.comで照合したものです。対戦ブロックのランキングは試合前時点のもので、順位はUFC公式ランキングページ(メディア投票ランク、2026年10月20日更新)に準拠しています。戦績は本記事全体で試合後の数字で、大会前の戦績に今大会の勝敗を加えて計算しています。UFC公式の選手ページは大会前の戦績のままの選手がいるため、ufcstats.comの記録とも照合しました。UFCは2026年6月からメディア投票ランクとMeta Rankingsを別集計しているため、参照するページによって順位が異なる場合があります。ランキングは大会後に更新されるため、本記事の順位は大会時点のものです。
まとめ
背中を取られても崩れなかった側が、最後に試合を終わらせた大会でした。
ノーランは1・2ラウンドで7分以上抑えられながら絞められずに耐え、3ラウンド1分28秒にモイカノを止めています。
ルアナは1ラウンドのテイクダウン0回から組みに行き続け、2・3ラウンドの背中を取る時間で6位のヤナに判定勝利。
そしてイローサは開始直後に効かされながら、右のパンチで倒し返して引退試合を1ラウンドKOで締めました。
ただし、ノーランとルアナの順位がどこまで動くかは、次回のランキング更新を待つことになります。
そしてイローサはこの大会で現役を終え、サボヴァとクロプスコットはここからUFCでのキャリアを積み上げていく段階です。
次にこの4人の名前がカードに並んだとき、この大会で見せた「最後に自分の時間を作る」戦い方が、もう一度試されるはずです!
次回大会の視聴予定を立てる人は、配信スケジュールや料金の最新情報をU-NEXTのUFCページで確認できます。![]()
※この記事の情報は、2026年11月1日時点でUFC公式サイトおよびufcstats.comをもとに確認したもので、ランキング・戦績は大会後に更新されるため、最新情報はご自身で都度公式サイトで確認して下さい。
NEXT EVENT / UFCベガス124コルテス・アコスタ 対 ウォルケル出場予定
試合開始時間、対戦カードが変更になる可能性あります。最新の配信状況はU-NEXTサイトや大会公式サイトにてご確認ください。
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※本ページの情報は2026年11月時点のものです。最新の配信状況はU-NEXTサイトにてご確認ください。




