サブミッション&防御20選|MMA用語が分かる!!
MMA用語が分からなくて寝技が置いてけぼり――それ、あなたが悪いんじゃなくて「見るポイント」がまだ地図化されてないだけです。
寝技は技名を暗記するより、危険サイン(いまヤバい形)と、どう見分けるか?(どこを狙ってるか?)さえ分かれば一気に理解できます。
たとえるなら、ゲームでいうミニマップ解放。同じ画面でも「今ここ」「次の敵はこれ」が見えるようになるやつ。
この記事は、サブミッション(絞め・関節)と防御に関するMMA用語を20個に絞って、
- 見分けサイン
- 逃げ方の方向性
- 例え話
で、初心者でもスッと入る形に整理しました。
目的はこれだけ:実況・解説が“翻訳なし”で聞こえる状態にすることです。
※注意:ここでの防御は実戦の安全な指導ではなく、あくまで観戦理解のための整理です。真似するなら必ず指導者のもとでお願い致します。
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目次
- まず最初に:寝技が急に分かる“危険サイン”3つ
- 見分け方のコツ:どこを狙ってるかで判断する
- サブミッション&防御20選(MMA用語)
- 実況が聞こえる:聞き取りテンプレ5つ
- よくある質問(MMA用語×寝技)
- まとめ
まず最初に:寝技が急に分かる“危険サイン”3つ
寝技のサブミッションは、技名よりも「今ヤバい形になってるか?」を先に見た方が早いです。
例えるなら、ゲームのボス戦でHPバーが赤く点滅したら回避優先みたいな感覚。
危険サイン①:姿勢が折れてる(頭・肩・腰のラインが崩れる)
上体が丸まる、頭が押し込まれる、腰が潰れる。
こうなると首や腕がロックされやすくなります。
危険サイン②:肘 or 膝が“体から離れてる”
肘が浮く=腕を狙われる合図。膝が割れる=足を狙われる合図。
例えるなら、ドアの鍵を開けっぱなしにする感じ。侵入されやすい。
危険サイン③:相手の手が“組めた”/首の後ろに入った
絞めは「手が組めた瞬間」に完成に近づきます。
スマホの充電でいうと、ケーブルが刺さった瞬間に通電が始まる、あの感じ。
クイズ①(危険サイン)
- 寝技で最初に見るべきは「技名」より何?
- 肘が体から離れてると、何系が起きやすい?
- 絞めで特に危険度が上がる“完成合図”は?
答えを見る
- いまヤバい形(危険サイン)になってるか
- 腕(関節)系(アームバー/キムラ/アメリカーナなど)
- 相手の手が組めた/首の後ろに入った
見分け方のコツ:どこを狙ってるかで判断する
初心者が迷うポイントは「技名が多すぎる」こと。
なので、まずは狙いの部位で分類すると一気にラクになります。
首(チョーク)
見る場所:首の角度/頭が押し込まれてるか?/手が組めてるか?
腕(肘・肩)
見る場所:肘が体から離れてるか?/腕が一直線になりそうか?/肩がねじれてるか?
足(足首・膝)
見る場所:膝ラインが越えられてるか?/足が抱え込まれて固定されてるか?/かかとが捕まってるか?
体幹(胴)
見る場所:体が二つ折り/圧で潰されて呼吸が止まりそう
クイズ②(見分け方)
- 寝技を「首・腕・足・体幹」に分けるメリットは?
- レッグロック警戒でよく出る言葉「膝ライン(Knee line)」は、何の“境界線”イメージ?
答えを見る
- 技名が分からなくても「何を狙ってるか?」が分かり、実況の理解が追いつく
- 足が固定されやすくなる危険ライン(越えられると逃げにくくなりやすい、という観戦上の目安)
サブミッション&防御20選(MMA用語)
ここは「技名」よりも、観戦での見分けと、逃げ方の方向性(大枠)に絞ります。
細かい手順は競技経験者に任せて、観戦者は「何が起きてるか」を読めれば勝ち。
【首】チョーク系(6)
1) リアネイキッドチョーク(裸絞め / Rear-Naked Choke / RNC)
- 見分け:背中を取られて、首に腕が入り、もう片手が後頭部を抱える。手が組めたらかなり危険。
- 防御の方向性:相手の手を剥がす(ハンドファイト)/首に入った腕を浅くする/正対し直す。
- 例え:シートベルトを首にかけられる感じ。バックル(手が組む)が閉まる前が勝負。
2) ギロチンチョーク(Guillotine Choke)
- 見分け:頭が脇に挟まれて首が折れる角度。タックルに合わせて起きやすい。
- 防御の方向性:首の角度を戻す/頭の位置を安全側へ移す/圧の中心から外れる。
- 例え:ドアに首を挟まれる前に、身体ごとドアの外へ逃げるイメージ。
3) ダースチョーク(D’Arce Choke)
- 見分け:首と腕をまとめて巻き込む。頭が押し込まれて“箱詰め”みたいになる。
- 防御の方向性:巻き込まれてる腕を戻す/頭を高くして圧を減らす/正対へ。
- 例え:マフラーを腕ごと巻かれた感じ。巻かれてる腕が抜けると一気にラクになる。
4) アナコンダチョーク(Anaconda Choke)
- 見分け:首+腕を抱えたまま相手が回転(ロール)する。巻いてから“転がす”動きが目印。
- 防御の方向性:回転を止める/首と腕の絡みをほどく方向へ回る。
- 例え:洗濯物をねじって絞るみたいに回転が加わる。回転が止まると締めも弱まる。
5) トライアングルチョーク(三角絞め / Triangle Choke)
- 見分け:下の選手が脚で首と片腕を挟む。足首ロック+角度ができると危険。
- 防御の方向性:挟まれてる腕を抜く/姿勢を起こす(ポスチャー)/角度をズラす。
- 例え:首と腕が“V字の輪”に入る感じ。輪が小さくなる前に外へ出る。
6) アームトライアングル(肩固め / Arm Triangle Choke)
- 見分け:上の選手が頭を横に押し込み、相手の腕も使って首を締める。顔が横に向けられてると要注意。
- 防御の方向性:首の横にスペースを作る/押し込み角度をズラす/フレームで距離を作る。
- 例え:枕で顔を横から押されて息がしづらい状態。少しでも隙間ができると呼吸が戻る。
【腕・肩】関節系(5)
7) アームバー(腕ひしぎ逆十字固め / Armbar)
- 見分け:腕が一直線に伸ばされる。腰でテコが効く形になると危険。
- 防御の方向性:肘を曲げた状態に戻す/腕を体に寄せる/伸ばされるラインから外す。
- 例え:ドアに腕を挟まれて伸ばされる感じ。肘が曲がると“折れにくい形”に戻る。
8) キムラロック(腕がらみ / Kimura Lock)
- 見分け:相手が自分の手首を掴み、肩がねじれる方向に腕を固定される。
- 防御の方向性:肘を体に固定/肩のねじれ角を戻す/体の向きを変えて圧を逃がす。
- 例え:腕を背中側にひねられる感じ。肘が体から離れるほど“てこの効き”が増える。
9) アメリカーナ(Americana / Keylock)
- 見分け:腕がマットに固定され、肘が曲がったまま外側へねじられる。
- 防御の方向性:固定を外す/肘の位置を下げる/ねじれの中心をズラす。
- 例え:机に手を押さえつけられて、腕だけひねられる。固定が剥がれると一気に助かる。
10) オモプラッタ(Omoplata)
- 見分け:下の選手が脚で肩を巻く。上の選手の体が前に折れそうな形。
- 防御の方向性:肩ラインを外す/体向きを変えて巻きをほどく/潰されない姿勢へ。
- 例え:肩にシートベルトを斜めにかけられて前に倒される感じ。向きを変えるとベルトがズレる。
11) アイソレーション(Isolation)
- 見分け:腕が“体から切り離されて”動かない。相手が1本の腕だけを狙いやすい状態。
- 防御の方向性:腕を体に戻して「1本だけで戦う状態」を解除する/スペースを作る。
- 例え:片方のイヤホンだけ引っ張られてる感じ。線(腕)が伸びるほど相手が操作しやすい。
【足】レッグロック系(4)
12) ヒールフック(Heel Hook)
- 見分け:かかとを抱えられて、膝がねじれる角度に固定される。
- 防御の方向性:固定を外す/ねじれを減らす向きへ体を回す。
- 例え:足が“万力”に固定されて、膝だけ回される感じ。固定が外れないと詰む。
13) ストレートアンクルロック(Straight Ankle Lock)
- 見分け:足首が脇に挟まれ、つま先が伸ばされる。痛みが早いのでタップも早め。
- 防御の方向性:足首角度を守る/脇の固定を外す/距離を作る。
- 例え:靴ひもを一気に引っ張られて足首が固定される感じ。固定が緩むと痛みも減る。
14) ニーバー(膝十字固め/Kneebar)
- 見分け:膝が一直線に伸ばされる(腕十字の足版)。
- 防御の方向性:膝を曲げられる角度に戻す/足を引き抜く。
- 例え:膝を“逆向きに伸ばされる”感覚。曲がれば安全、伸びれば危険。
15) トーホールド(Toe Hold)
- 見分け:足先をハンドルみたいに掴まれ、足首と膝が一緒にねじれる。
- 防御の方向性:ねじれ角を減らす/固定を外す/膝ラインを守る。
- 例え:ペットボトルのフタをひねるみたいに足先を回される。固定が強いほど痛い。
【防御】観戦理解が伸びる“守り”用語(5)
16) ハンドファイト(Hand Fighting)
- 見分け:首に入る手、組む手を“剥がす”手の戦い。地味だけど超重要。
- 方向性:相手の決定打(手を組む/深く入れる)を止める。
- 例え:スマホを落としそうな時に“手首を掴んで支える”感じ。先に止めれば落ちない。
17) ポスチャー(Posture)
- 見分け:上体が丸いと首や三角が近い。姿勢が起きると一気に安全。
- 方向性:頭・肩・腰を折られない。
- 例え:猫背だと押されやすい。胸を張ると押されにくい。あれと同じ。
18) フレーム(Frame)
- 見分け:前腕や手のひらで相手との距離を作る“つっかえ棒”。
- 方向性:潰されないスペースを確保して、立つ/戻す時間を作る。
- 例え:電車で押されても腕でスペース作ると息できる。フレームはそれ。
19) エルボー&ニー・コネクション(Elbow-Knee Connection)
- 見分け:肘と膝を近づけて“隙間を消す”。肘が浮かない。膝が割れない。
- 方向性:腕と足のサブミッション(関節技)を未然に防ぐ(入口を閉じる)。
- 例え:家の窓とドアを全部閉めると侵入されにくい。隙間を消すのがコレ。
20) スクランブル(Scramble)
- 見分け:位置が高速で入れ替わる“ぐちゃぐちゃタイム”。でも勝負の密度が高い。
- 方向性:背中を見せない/上を取り直す/立つ・戻すの優先順位が見える。
- 例え:サッカーのこぼれ球の奪い合い。地味に見えるけど、取った方が一気に有利になる。
クイズ③(20用語)
- 背中を取られて、首に腕が入り、手を剥がし合う展開。最も典型的な技は?
- 「姿勢(Posture)」が崩れると危険になりやすい代表例を1つ挙げると?
- 足のサブミッション(関節技)で「かかと(Heel)」が捕まると危険な理由は、どの関節に負担が行きやすいから?
答えを見る
- リアネイキッドチョーク(Rear-Naked Choke / RNC)
- 三角絞め(Triangle Choke)やギロチン(Guillotine Choke)など、首が折れたり手が組まれる形
- 膝(ねじれが入りやすい=観戦上の危険サイン)
実況が聞こえる:聞き取りテンプレ5つ
技名が聞き取れなくても、この5つが分かると「今なにが起きてるか?」が追えます。
①「姿勢(Posture)」
意味:首・三角などの危険が近い(折られると詰む)
②「ハンドファイト(Hand Fighting)」
意味:RNCやギロチンなど、絞めの“完成”を阻止してる
③「肘が離れてる」
意味:キムラ/アームバー系の入口が開いてる
④「膝ライン(Knee Line)」
意味:レッグロックの危険ライン。越えられると固定されやすい
⑤「スペースがない」
意味:圧で潰されて逃げ道が消えてる(絞め・圧の詰み)
よくある質問(MMA用語×寝技)
Q1. 技名が分からないと寝技は楽しめない?
A. ぜんぜんOK。まずは危険サイン3つ(姿勢/肘膝/組み)だけで“見える世界”が変わります。
Q2. 20個って多くない?
A. 暗記用じゃなく辞書です。分からなかった場面で該当のMMA用語だけ戻るのが最短ルート。
Q3. レッグロックは何を見ればいい?
A. 観戦なら固定とねじれだけ追えばOK。かかとが捕まってる/膝がねじれる角度に入る、がサインになりやすいです。
まとめ
寝技は「技名が多すぎて無理」と感じがちですが、実はMMA用語の暗記ゲームではありません。
観戦で必要なのは、たった2つの力です。
- 今ヤバい形(危険サイン)を見抜く
- どこを狙ってるか(首・腕・足・体幹)で判断する
のたった2つです。
ここまで読めたら、あなたはもう寝技の“初心者あるある”である
「なんか絡まってる…」から卒業して、
「あ、これは三角(Triangle)狙い」「ここはハンドファイト(Hand Fighting)が勝負」みたいに、実況の言葉が意味として入ってきます。
次の試合で、これだけチェックしてください(3つ)
- 姿勢(Posture):折れてない?丸まってない?
- 肘/膝の距離:体から離れてない?割れてない?
- 手が組めたか?:絞めの完成形に近づいてない?
これが分かるだけで、寝技は“ただの混戦”から読み合いに変わります。
そしてMMA用語が「単語」じゃなく「状況のラベル」として頭に入ってきます。
もし次に伸ばすなら、この記事の20用語を「上から全部覚える」より、
自分が分からなかった場面で該当のMMA用語だけ戻って確認するのが最短です。
観戦は暗記じゃなく、反復で強くなる。
反復するたびに、あなたの観戦IQは確実に上がります!