UFC観戦が10倍おもしろくなる「ルール・判定・反則」完全ガイド【初心者向け】
UFCを見始めると、多くの人が一回はこう思います。
「今のラウンド、なんであっちの選手が取ったの?」
「KOとTKOってどう違うの?」
「これって反則じゃないの…?」
日本でUFCを視聴する方法は分かっても、ルールと判定の仕組み(UFCルール/UFC判定/10ポイントマスト制)が曖昧なままだと、試合を見てもモヤモヤが残りがち…。
この記事では、UFC初心者向けに以下のポイントを分かりやすく解説します。
- UFCの基本ルールと試合時間
- UFCの勝ち方の種類(KO・TKO・サブミッション・判定)
- 判定の仕組み(10ポイントマスト制 / Scoring System)
- 代表的な反則行為(ファウル / foul)
- 一見“止まって見える時間”の通な見方
これを読めば、UFC観戦の基礎ルールと判定基準が一気にクリアになって観るのが、楽しくなること間違いなし!
※日本でUFCを視聴する具体的な方法は、別記事
【2025年最新版】日本でUFCはどこで見れる?初心者向け公式視聴サービス完全ガイドでまとめていますので、あわせてチェック!
目次
- UFCの基本ルールと試合時間を理解しよう
- UFCの主な勝ち方|KO・TKO・サブミッション・判定
- UFC判定の仕組み|10ポイントマスト制(10 Point Must System)
- 覚えておきたい代表的な反則行為(ファウル)
- 「止まって見える時間」こそUFCの深さが詰まっている
- 判定試合を見るときのチェックリスト
- まとめ|UFCルールと判定を理解すると観戦が一気に面白くなる
UFCの基本ルールと試合時間を理解しよう
まずは、細かいルールよりも「試合の枠組み」を押さえるところからスタート!
UFCルールの全体像を知っておくと、試合展開がつかみやすくなります。
ラウンド数と試合時間(5分3R / 5分5R)
UFCの試合時間は、基本的に次のどちらかです。
- 通常の試合(ノンタイトル戦):5分 × 3ラウンド
- タイトルマッチ/メインイベント:5分 × 5ラウンド
- ラウンドとラウンドの間には1分のインターバルがあり
- 3ラウンド戦 → 最大で約17分
- 5ラウンド戦 → 最大で約29分
となります。
視聴者からするとあっという間ですが、戦っている選手からすると本当に過酷な時間です。
八角形ケージ「オクタゴン」とは?
UFCでは、八角形のケージ「オクタゴン(Octagon)」の中で試合が行われます。
オクタゴンでは、次のような攻防が生まれます。
- フェンス(ケージ)に押し付けて相手をコントロールする
- ケージ際でテイクダウンを狙う
- 離れ際に肘・膝・打撃をまとめて打つ
ボクシングみたいなリングでの格闘技と違い、ケージを使った攻防がUFCならではの見どころです。
UFCの主な勝ち方|KO・TKO・サブミッション・判定
UFCルールを理解する上で、「どうなったら試合が終わるのか(Win Condition)」を知ることは超重要です。
勝ち方のイメージがあると、ラスト1秒まで楽しめるようになります。
KO(ノックアウト)
KO(Knockout)は、いわゆる「完全に落ちる」決着です。
- 一撃または連打で完全に意識を失って倒れる
- 立ち上がれない、または明らかに戦闘不能
- レフェリーが止める前でも、完全に失神していれば事実上のKO
ハイライト動画でよく流れる、あの衝撃的なシーンが KO です。
TKO(テクニカルノックアウト)
TKO(Technical Knockout)は、選手に意識はあっても「これ以上続けると危険」とレフェリーが判断して止める決着です。
例えば、
- 一方的に打たれ続けている
- ほぼ反撃できず、防戦一方
- けが・ダメージが大きく、続行は危険
といったケースでは、レフェリーが試合をストップしてTKO負けになります。
見た目には「まだ動けそう」に見えても、勝ち目がなく危険な状態なら TKO です。
サブミッション(一本)
サブミッション(Submission)は、絞め技や関節技によって勝つパターンです。
- 絞め技・関節技を極められ、タップ(マットや相手をトントン叩くギブアップの合図)をする
- タップできない状態で失神・関節損傷 → レフェリーが試合を止める
柔術・レスリング・柔道経験者には、特に刺さる勝ち方です。
技術がしっかりハマったときの説得力が大きく、「技の深さ」が伝わる決着でもあります。
判定(ジャッジのスコアリング)
規定ラウンドが終了しても決着がつかない場合、UFCでは3人のジャッジによる採点(Scoring)で勝敗を決めます。
ここで重要になるのが、次の章で解説する10ポイントマスト制(10 Point Must System)です。
UFC判定の仕組み|10ポイントマスト制(10 Point Must System)
「判定」「スコアリング」と聞くと急に難しそうに感じるかもしれませんが、10ポイントマスト制の基本はシンプルです。
10ポイントマスト制の基本ルール
10ポイントマスト制(10 Point Must System)は、主に次のように運用されます。
- ラウンドごとに採点する(1ラウンドごとにどちらかの選手に勝敗をつける)
- そのラウンドの“勝者に10点”、敗者に9点以下をつける
- 3ラウンド戦なら「1R+2R+3R」、5ラウンド戦なら「1R〜5R」の合計点で判定
基本的なスコアは次の通りです。
- 僅差〜明確優勢:10-9
- かなり一方的:10-8
- ごくまれな超圧倒的ラウンド:10-7の可能性もある
ジャッジが重視している3つのポイント
ジャッジは、ラウンドごとに次の要素を総合的に評価しています。
1. 有効打(Effective Striking)
打撃がクリーンヒットしたか?
手数だけでなくダメージの大きさ・質も評価される
2. グラップリング(Effective Grappling)
テイクダウンの有無・成功数
上のポジションでどれだけ相手をコントロールしたか?
関節技(サブミッション / submission)でフィニッシュに近づけたか?
3. オクタゴン・コントロール(Octagon Control)
自分の得意な距離・展開で戦えていたか?
試合の主導権を握っていたのはどちらか?
具体例で見るスコアのイメージ
パターン①:ほぼ互角だが、ややAが優勢
- 打撃数:Aが少し多い
- 有効打:Aにやや分がある
- 決定的なダウンや一本狙いは無し
この場合、多くのジャッジは10-9でAをつけます。
パターン②:Aがラウンドを完全に支配
- Aがダウンを奪う
- Bはほぼ防戦一方で、ほとんどダメージを与えられない
このラウンドは、10-8でAになる可能性が高くなります。
ここで大事なのは、
「前に出ていた方が勝ち」ではない
ということです。
プレッシャーをかけて前進している選手でも、カウンターでクリーンヒットをもらい続けているならポイントでは不利になることがあります。
覚えておきたい代表的な反則行為(ファウル)
UFCは「何でもアリ」に見えますが、実はかなり細かい反則(Foul)ルールが決められています。
全部を暗記する必要はありませんが、よく出てくる反則だけは押さえましょう。
よく問題になる主な反則
- 後頭部への攻撃
脳へのダメージが大きく、非常に危険なため禁止されています。 - 金的(ローブロー / low blow)への攻撃
意図的かどうかに関わらず試合が中断され、回復時間が与えられます。 - 目への攻撃(アイポーク / iPock)
目の中に指を入れることで、失明リスクがあり、厳しく注意されます。 - 頭突き(ヘッドバット / Headbutt)
- ダウンしている相手への特定の頭部への蹴りや膝蹴り
反則の内容や悪質さによって、次のような裁定になります。
- 口頭での警告(Warning)
- 減点(Point Deduction)
- 試合無効(No Contest)
- 反則負け(Disqualification)
レフェリーが試合を止めて何か説明しているときは、だいたいこのあたりの反則・注意が絡んでいることが多いです。
「止まって見える時間」こそUFCの深さが詰まっている
UFC初心者がよく言うのが、
「組んでる時間が長いと、ちょっと退屈に感じる…」
「寝技のシーンが動いてないように見える…」
という感想です。
でも実は、その“止まって見える時間”にめちゃくちゃ高度な駆け引きが詰まっています。
ケージ際の押し合いで起きていること
ケージ際で両者が押し合っているように見える場面では、例えばこんなことが行われています。
- どっちかの選手が相手の姿勢や体勢をコントロールして有利なろうとしている
- どちらがアンダーフック(脇を差している側)を取れているか
- テイクダウンにつなげるのか、離れ際に肘・膝・パンチを狙うのか
見た目は「ただの押し合い」でも、実際は次の一手のためのポジション争いです。
寝技で“止まって見える”時間の正体
グラウンドの攻防も、一見すると動いていないように見えることがありますが、実際は非常に細かい攻防が続いています。
- 上の選手:体重のかけ方、ポジション移行、打撃(パウンド / pound)や関節技のタイミングを探っている
- 下の選手:関節技の仕込み、スイープ(体勢の入れ替え)、立ち上がるスペースの確保
判定の評価でも、
「上にいた時間の長さ」だけでなく
「どれだけフィニッシュに近い攻めがあったか」
が重視されます。
判定試合を見るときのチェックリスト
最後に、判定決着になったときにジャッジの考えをイメージしやすくなるチェックポイントをまとめます。
UFC判定を理解するための5つのポイント
- 有効な打撃(Effective Striking)が多かったのはどちらか?
- ダウンを奪ったのはどちらか?
- テイクダウンを成功させたのはどちらか?
- サブミッションで「極まりかけた」場面が多かったのはどちらか?
- オクタゴンコントロール(試合の主導権)を握っていたのはどちらか?
この5つを意識しながら試合を見るだけで、
「なんでこの判定結果になるの?」
というモヤモヤはかなり減っていきます。
まとめ|UFCルールと判定を理解すると観戦が一気に面白くなる
この記事では、UFC初心者向けにUFCルールと判定(Scoring System)の基本を解説しました。
- UFCの試合時間は5分3Rまたは5分5R
- 勝ち方にはKO・TKO・サブミッション・判定などがある
- 判定は10ポイントマスト制でラウンドごとに採点する
- ジャッジは有効打・グラップリング・オクタゴンコントロールを重視
- 止まって見える組み・寝技にも、フィニッシュを狙った細かい駆け引きがある
ルールと判定基準が分かると、UFCは「何となく見るスポーツ」から「意図を読み合う頭脳戦」に変わります。
これからUFCを見始める方は、視聴環境の整え方とセットで理解しておくとかなりスムーズです。
日本でUFC視聴する方法については、下記の記事もあわせてどうぞ♪
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