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この記事のポイント
- UFCベガス118 結果|ムハメド vs ボンフィム(2026年6月6日)
- 目次
- 結論:どんな大会だった?
※情報出典:UFC公式サイト
UFCベガス118 結果|ムハメド vs ボンフィム(2026年6月6日)
- 大会名:UFC Fight Night:Muhammad vs Bonfim(UFCベガス118)
- 開催日:2026年6月6日(日本時間:6月7日プレリム06:00〜 / メインカード09:00〜)
- 会場:Meta APEX(メタ・エイペックス)、ラスベガス、アメリカ合衆国
- 視聴:U-NEXT(日本) / UFC Fight Pass(地域により) / Paramount+(米国など、配信地域により異なる)
大会結果サマリー
ラスベガスのMeta APEXで開催されたUFCベガス118。
全12試合のうち7試合がフィニッシュ決着、5試合が判定となりました。
メインイベントでは、上昇中のガブリエル・ボンフィムが元UFCウェルター級王者ベラル・ムハメドと激突!
ボンフィムは5Rを通じてジャブ、カーフキック、打撃の圧力でムハメドのレスリングを封じ、50-45×3のフルマーク判定勝利を飾りました。ムハメドにとってはこれで3連敗となり、上位戦線への再浮上に向けて厳しい結果となりました。
コ・メインのブレンダン・アレン vs エドメン・シャバージアンは、両者が15分間打ち合う激しい打撃戦に。アレンが手数と有効打でシャバージアンを上回り、30-27、30-27、29-28の判定勝利。この一戦はFight of the Nightに選出され、両者が各100,000ドルのボーナスを獲得しました。
メインカードではポーランドの無敗ライトヘビー級、イヴォ・バラニェフスキが1R 1分25秒でジュニア・タファをTKOに仕留め、UFC3連勝・3連続1Rフィニッシュを達成。プロ戦績も9戦全勝・全試合1Rフィニッシュという驚異的な記録を継続し、エドガー・チャイレスとともにPerformance of the Nightを受賞しました。
- ボンフィムが元UFCウェルター級王者ムハメドを50-45×3の完勝判定で下し、ウェルター級上位戦線に大きく前進!ムハメドはこれで3連敗
- アレン vs シャバージアンの打撃戦がFight of the Night!15分間殴り合い続けた二人が大会最高試合に輝く
- バラニェフスキが1R 1分25秒でタファをTKO。プロ9戦全勝・全試合1Rフィニッシュ、UFC3連勝・3連続1Rフィニッシュの驚異の記録を継続
この試合の事前記事はこちら
目次
- 結論:どんな大会だった?
- 【メイン・ウェルター級】ガブリエル・ボンフィム vs ベラル・ムハメド
- 【コメイン・ミドル級】ブレンダン・アレン vs エドメン・シャバージアン
- 【メインカード・ライト級】トム・ノーラン vs ファレス・ジアム
- 【メインカード・バンタム級】ブライス・ミッチェル vs サンティアゴ・ルナ
- 【メインカード・ライトヘビー級】イヴォ・バラニェフスキ vs ジュニア・タファ
- 【プレリム・130lbsキャッチウェイト】アレサンドロ・コスタ vs マット・シュネル
- 【プレリム・バンタム級】マーカス・マギー vs ジョン・ヤニス
- 【プレリム・フライ級】エドガル・チャイレス vs ブルーノ・シウヴァ
- 【プレリム・女子バンタム級】チェルシー・チャンドラー vs プリシラ・カショエイラ
- 【プレリム・フェザー級】ジョアンダソン・ブリート vs ジョーダン・レヴィット
- 【プレリム・女子フライ級】ジェイスラ・シャヴィス vs ジュネイジー・ドゥベン
- 【プレリム・女子ストロー級】ケトレン・ソウザ vs アリアネ・カルネロッシ
- ボーナス受賞者
- 全試合一覧
- 総まとめ
- よくある質問
結論:どんな大会だった?
一言で言うなら、「ボンフィムの時代が来た、を証明した夜」でした。
元UFCウェルター級王者のベラル・ムハメドをメインイベントで5R完封したガブリエル・ボンフィムは、スコアシート上でも50-45×3という圧倒的な数字を残しました。
ウェルター級の新星が、かつて王者だった男を打撃、レッグキック、機動力でねじ伏せた試合は、今後のウェルター級戦線を塗り替える一夜だったといえます。
メインカードでは、ポーランドの無敗ファイター、イヴォ・バラニェフスキが1R 1分25秒でジュニア・タファを仕留め、UFC3連勝・3連続1Rフィニッシュを達成。
プロ戦績でも9戦全勝・全試合1Rフィニッシュという驚異の記録を継続し、ライトヘビー級の新たな脅威として一気に存在感を高めました。
プレリムも充実していました。
チャイレスのRNC、チャンドラーのアームバー、ブリートのニンジャチョーク/フロントチョーク系、ソウザのKO、コスタのTKOと、プレリムだけで5試合がフィニッシュ決着。
本戦以上の熱量を持つ試合が続いた夜でもありました。
- フィニッシュ率:7/12試合(約58%)
- 1Rフィニッシュ:6試合(バラニェフスキ、コスタ、チャイレス、チャンドラー、ブリート、ソウザ)
- ムハメドはこれで3連敗。復活への道が険しくなった
- バラニェフスキはプロ9戦全勝・全試合1Rフィニッシュ。UFCでも3連勝・3連続1Rフィニッシュを記録し、ライトヘビー級の新たな脅威として急浮上
大会を彩った3つのドラマ
- 【ボンフィムの「完封劇」】
50-45×3というスコアは、単なる僅差判定ではない。ボンフィムが5Rを通じてムハメドを支配し続けた証明。元王者を相手に一度も大きな流れを渡さなかった試合は、新世代の実力を世界に知らしめた一夜だった。 - 【アレン vs シャバージアンの「15分打撃戦」】
グラップリング巧者のアレンが、シャバージアンの強打を受けながらも手数と有効打で上回り、ジャッジを引き込んだ。血飛沫が飛ぶ激しい攻防は、Fight of the Nightにふさわしい試合だった。 - 【バラニェフスキの「9戦全1Rフィニッシュ」伝説】
TKO時間は1分25秒。UFCでは3戦連続の1Rフィニッシュ、プロ戦績では9戦全勝・全試合1Rフィニッシュ。バラニェフスキは試合をするたびに“瞬殺ファイター”としての説得力を更新し続けている。ライトヘビー級で最も危険な新星のひとりが、この夜も伝説に新しいページを加えた。
【メインイベント・ウェルター級】ガブリエル・ボンフィム vs ベラル・ムハメド 結果|ボンフィムが5R完封判定で元王者を下す!
- 【対戦】
・ガブリエル・ボンフィム(Gabriel Bonfim /
)(#11 / 20-1)
・ベラル・ムハメド(Belal Muhammad /
)(#5 / 24-6・1NC) - 【階級】ウェルター級 / Welterweight(170lbs / 約77.1kg)
- 【結果】ガブリエル・ボンフィムが判定(全員一致)で勝利(50-45, 50-45, 50-45)
- 【ラウンド/時間】5R 終了
試合結果まとめ
- 序盤からボンフィムがジャブ、カーフキック、打撃の圧力でペースを作り、ムハメドにリズムを与えなかった
- ムハメドは2R以降に鼻から出血。3R以降にテイクダウンを試みたが、ボンフィムは落ち着いたディフェンスで対処し続けた
- 5Rを通じてボンフィムが打撃の手数、有効打、距離管理で支配。スコアは50-45×3という完璧な勝利となった
分析:なぜボンフィムは元王者を圧倒できたか?
この試合で目立ったのは、ボンフィムの「戦略の一貫性」でした。
ベラル・ムハメドは元UFCウェルター級王者として、タフネスとグラウンドコントロールを武器にトップ戦線を生き抜いてきた選手。しかし2025年にはジャック・デラ・マダレナに王座を奪われ、その後イアン・マシャド・ガリーにも判定で敗戦。今回は3試合ぶりの白星を目指す一戦でした。
ボンフィムはそのムハメドに対して、序盤からジャブとカーフキックで足を止める戦略を選択。ムハメドが前に出てくるコースに打撃を合わせ続け、相手の動きを少しずつ制限していった。
ポイントになったのは、ムハメドが本来の武器である前進、組み、レスリングの展開に持ち込めなかったこと。
2Rあたりから鼻血を出し始めたムハメドは、3R以降にテイクダウンで打開しようとした。しかしボンフィムはそこも落ち着いて対処し、5R 25分を通じてほぼ一方的に試合を支配した。
単なる打撃の強さではなく、元王者に対してゲームプランを5R間守り切った。それがボンフィムのこの試合の本質だったと言えます。
ウェルター級上位戦線へ
この勝利で、ボンフィムはウェルター級上位戦線に一気に近づきました。
前戦でランディ・ブラウンを2R TKOに仕留め、今回は元王者ムハメドを5R完封。しかもスコアは全員50-45という圧勝の内容。試合後には、元王者ジャック・デラ・マダレナの名前を挙げるなど、次戦でさらに上位戦線へ踏み込む意思を見せました。
ムハメドにとっては厳しい3連敗。元王者として再起への道を模索する必要が出てきた。
まとめ
元UFCウェルター級王者ベラル・ムハメドを5R全員一致判定で下したガブリエル・ボンフィム。
スコアは50-45×3。5R間を通じてカーフキック、ジャブ、打撃の精度でムハメドを支配し続けた内容は、キャリア最高の勝利と言えるパフォーマンスだった。
ボンフィムはこの勝利で、ウェルター級上位戦線へ大きく踏み込んだ。次戦で誰と組まれるか、ウェルター級の今後が大きく動く一夜となりました。
【コ・メインイベント・ミドル級】ブレンダン・アレン vs エドメン・シャバージアン 結果|15分間の打撃戦!アレンが判定勝利&Fight of the Night
- 【対戦】
・ブレンダン・アレン(Brendan Allen /
)(#4 / 27-7)
・エドメン・シャバージアン(Edmen Shahbazyan /
)(16-6) - 【階級】ミドル級 / Middleweight(185lbs / 約83.9kg)
- 【結果】ブレンダン・アレンが判定(全員一致)で勝利(30-27, 30-27, 29-28)★Fight of the Night
- 【ラウンド/時間】3R 終了
試合結果まとめ
- グラップリングを得意とするアレンが、今回は主戦場を打撃に寄せてシャバージアンと真っ向勝負する展開を作った
- シャバージアンもジャブとカウンターで応戦し、血が流れる激しい攻防に。両者が被弾しながらも下がらない展開が15分続いた
- アレンがプレッシャー、手数、有効打でラウンドを積み重ね、ジャッジ2者が30-27、1者が29-28をアレンにつける判定勝利となった
分析:アレンが打撃戦に寄せた理由
この試合の最大のポイントは、アレンがグラップリングだけに頼らず、打撃戦でもシャバージアンを上回ったことでした。
ブレンダン・アレンは、UFC内でも屈指のグラップラー。組みに持ち込めばサブミッションで仕留められるキャリア実績を持つ選手です。ただ今回は、序盤から完全に寝技へ逃げるのではなく、シャバージアンの得意な打撃レンジでも勝負した。
その選択の理由は、シャバージアンのキャリアにある。シャバージアンはかつて打撃でトップを狙った選手で、近年は復調。3連勝中で今回のコメインに臨んでいた。
アレンはその打撃ベースの選手に、打撃でも真正面から勝ちにいった。
3Rを通じて両者が被弾する展開は、見ていてヒヤヒヤするものだったが、アレンはプレッシャー、手数、有効打の精度でラウンドを取り続けた。序盤にはテイクダウンを狙い、終盤にもテイクダウンを混ぜたが、試合全体の印象を決めたのは打撃の攻防だった。
グラップリングだけで勝つシナリオがあった中で、あえて難しい試合に踏み込んだ。そしてそこで勝ちきった。この内容がFight of the Nightに選ばれたのは、当然の評価だったと言えます。
アレンの今後とミドル級戦線
これでアレンはミドル級上位ランカーとして、上位戦線での存在感をさらに高めました。
マルヴィン・ヴェットーリ、ライニアー・デ・リダーに続き、今回はシャバージアンを打撃戦で下した。これで3連勝。グラップリングだけでなく、打撃でも戦えることを証明した一戦は、次戦のマッチメイクにも影響を与えそうです。
一方シャバージアンにとっては、3連勝が止まる痛い敗戦。ただ、15分間逃げずに打ち合ったその姿勢は、ファンからも評価されるはずです。Fight of the Nightのボーナス10万ドルを受け取ったことも、その証明でした。
まとめ
ブレンダン・アレンが、エドメン・シャバージアンを3R全員一致判定で撃破。
グラップリングを得意とするアレンが、打撃戦でも勝ち切った内容は、オールラウンダーとしての実力を示すものだった。
激しい打撃の攻防がFight of the Nightに輝き、両者に10万ドルのボーナス。UFCベガス118の最高試合として記憶に残る一戦となった。
【メインカード・ライト級】トム・ノーラン vs ファレス・ジアム 結果|ノーランが接戦を制し、ライト級上位戦線へ前進!
- 【対戦】
・トム・ノーラン(Tom Nolan /
)(11-1)
・ファレス・ジアム(Farès Ziam /
)(#14 / 18-5) - 【階級】ライト級 / Lightweight(155lbs / 約70.3kg)
- 【結果】トム・ノーランが判定(全員一致)で勝利(29-28, 29-28, 29-28)
- 【ラウンド/時間】3R 終了
試合結果まとめ
- 1Rはジアムがシングルレッグで先に組みつく展開を作ったが、ノーランもテイクダウンとスラムで反撃。グラウンドの攻防で強い印象を残した
- 2Rもノーランが組みとトップコントロールでペースを握り、ジアムに自由な打撃戦をさせなかった
- 3Rはジアムがテイクダウンとバックコントロールで巻き返したが、ノーランが序盤2Rの積み重ねを守り切り、29-28×3の判定勝利を手にした
分析:ノーランがジアムの連勝を止めた理由
この試合は、派手なフィニッシュではなく「どちらが自分の時間を長く作れるか」の勝負でした。
ファレス・ジアムはライト級#14ランカーとして、長いリーチ、打撃の距離管理、そして近年成長してきたレスリングを武器に連勝を重ねてきた選手です。今回も1Rからシングルレッグでテイクダウンを狙い、ノーランに自由な打撃戦をさせない入り方を選びました。
しかしノーランは、そのジアムの組みに対して受け身にならなかった。
1Rではジアムに先に組まれる場面がありながら、自らもテイクダウンを奪い返し、スラムからサイドコントロールへつなげる場面を作った。ジアムが得意な「距離を取って打撃を当てる展開」に持ち込ませず、組みとグラウンドで試合の流れを細かく奪い返していったのが大きかった。
2Rもノーランは前に出て、組み、トップコントロール、ケージ際の攻防でポイントを積み重ねました。大きなダメージを与えたわけではありませんが、ジアムに気持ちよく打撃を出させなかったことが、判定に向けて効いていた印象です。
3Rはジアムが意地を見せました。
開始早々にテイクダウンを奪い、バックを狙いながらノーランをコントロール。終盤にも再びテイクダウンを奪い、ラウンドを取り返す動きを見せました。ただ、フィニッシュまでは届かず。ノーランが1R、2Rで作ったリードを守り切る形となりました。
ノーランにとって価値あるアップセット
この勝利は、ノーランにとってかなり大きいです。
相手のジアムは連勝中で、ランキング入りしていたライト級の実力者。そこでノーランが、ただ打撃で倒すのではなく、組みとコントロールを使って勝ち切ったことに価値があります。
ノーランはUFCデビュー戦で敗れたあと、立て直しながら勝利を積み重ねてきた選手。今回の勝利で、単なる大型ストライカーではなく、接戦でもポイントを取り切れるライト級ファイターであることを証明しました。
一方のジアムにとっては、連勝が止まる痛い敗戦。特にランキングを守りながら上位戦線へ進みたいタイミングだっただけに、この黒星はかなり重い。ただ、3Rで巻き返す力は見せており、再起の余地は十分に残しています。
まとめ
トム・ノーランが、ファレス・ジアムを3R全員一致判定で撃破!
スコアは29-28×3。ジアムが3Rに反撃したものの、ノーランが序盤2Rで作ったテイクダウン、スラム、トップコントロールの積み重ねが勝敗を分けた。
派手なKOや一本ではなかったが、ランキング入りしていたジアムを相手に接戦を制したことは大きい。ノーランにとって、ライト級での評価を一段引き上げる価値ある勝利となりました。
【メインカード・バンタム級】ブライス・ミッチェル vs サンティアゴ・ルナ 結果|ミッチェルが3R 4分52秒アーム・トライアングルで一本勝ち
- 【対戦】
・ブライス・ミッチェル(Bryce Mitchell /
)(19-3)
・サンティアゴ・ルナ(Santiago Luna /
)(8-1) - 【階級】バンタム級 / Bantamweight(135lbs / 約61.2kg)
- 【結果】ブライス・ミッチェルが一本(アーム・トライアングルチョーク)で勝利
- 【ラウンド/時間】3R 4:52
試合結果まとめ
- 当初はヴィクター・ヘンリーとの対戦予定だったが、ヘンリー欠場によりサンティアゴ・ルナが代役出場。ルナは無敗の若手プロスペクトとしてUFCデビュー戦に臨んだ
- ミッチェルは1Rからテイクダウンとトップコントロールでペースを握り、ルナに長い時間打撃戦をさせなかった
- 3R終盤、残りわずかの場面でミッチェルがアーム・トライアングルチョークを完成。4分52秒でタップを奪い、劇的な一本勝ちを飾った
分析:ミッチェルが見せた「ねちっこい」グラップリング
ブライス・ミッチェルのグラップリングは、一発で派手に極めるタイプではありません。
テイクダウンで倒し、上を取り、パスして、少しずつポジションを進める。相手が逃げようとすれば、その動きに合わせて再び上を取り直す。派手さよりも、相手の体力と選択肢をじわじわ削っていくスタイルです。
今回のルナ戦でも、その「ねちっこさ」がはっきり出ました。
ルナは9日前オファーでの代役出場ながら、序盤から簡単には崩れず、グラップリングの攻防にも付き合う勇敢さを見せました。ただ、ミッチェルは焦らなかった。1R、2Rを通じてトップポジションを取り、ケージ際やグラウンドでルナの動きを制限し続けた。
3Rに入っても、ミッチェルのやることは変わらない。
倒す、抑える、パスを狙う、首を探る。その積み重ねが、最後の最後でアーム・トライアングルにつながった。残り8秒というタイミングで一本を取り切ったのは、まさにミッチェルらしい執念のフィニッシュでした。
代役出場のルナにとっては、非常に厳しいUFCデビュー戦でした。無敗のままオクタゴンに入ったものの、ミッチェルのレスリングとトップコントロールを最後まで止め切れず、キャリア初黒星を喫する形となりました。
ミッチェルのバンタム級での再浮上
ミッチェルにとって、この一本勝ちはかなり重要な白星です。
フェザー級時代には強豪との対戦で苦しい結果も経験しましたが、バンタム級転向後はこれで2連勝。階級を下げたことで、レスリングの圧力とフィジカルの強さがより活きている印象です。
相手は代役出場のルナでしたが、無敗の若手を相手に3R終盤でしっかり一本を取り切ったことには価値があります。さらにフィニッシュ勝利による追加ボーナスも受け取り、バンタム級での存在感を高める一戦になりました。
まとめ
ブライス・ミッチェルが、サンティアゴ・ルナを3R 4分52秒でアーム・トライアングルチョークにより一本勝ち。
テイクダウン、トップコントロール、ポジションの積み重ねで試合を支配し、最後は残り8秒でフィニッシュ。派手な打撃戦ではなかったが、ミッチェルのグラップリングの強さと執念が詰まった試合でした。
この勝利でミッチェルはバンタム級転向後2連勝。再浮上へ向けて、しっかり結果を残す価値ある白星となりました。
【メインカード・ライトヘビー級】イヴォ・バラニェフスキ vs ジュニア・タファ 結果|バラニェフスキが1R 1分25秒でTKO!プロ9戦全勝・全試合1Rフィニッシュ継続
- 【対戦】
・イヴォ・バラニェフスキ(Iwo Baraniewski /
)(9-0)
・ジュニア・タファ(Junior Tafa /
)(7-6) - 【階級】ライトヘビー級 / Light Heavyweight(205lbs / 約93.0kg)
- 【結果】イヴォ・バラニェフスキがTKO(ストライキ)で勝利 ★Performance of the Night
- 【ラウンド/時間】1R 1:25
試合結果まとめ
- 当初はビリー・エレカナとの対戦予定だったが、エレカナ欠場によりジュニア・タファが代役出場
- バラニェフスキは開始直後からタファの前足に強烈なローキックを集め、早い段階で相手の動きを止めた
- 脚を効かされたタファが崩れたところにバラニェフスキが追撃。パンチで畳みかけ、1R 1分25秒でTKO決着となった
分析:バラニェフスキの「壊す」戦い方
バラニェフスキの試合を見るたびに思うのは、「どうしてこんなに早く終わるんだ」という感覚です。
プロ9戦全勝・全試合1Rフィニッシュ。キャリアを通じて、まだジャッジの判定を必要としたことがありません。その異常な記録が、今回もまた更新されました。
今回の試合で印象的だったのは、ローキックの破壊力です。開始直後からタファの前足を狙い、相手の踏み込みとバランスを奪っていった。フィジカルが強く、一発のパンチもあるタファに対して、いきなり正面から殴り合うのではなく、まず足を壊す。ここにバラニェフスキの冷静さがありました。
タファの足が効いたと見ると、バラニェフスキは一気に距離を詰めた。相手がキャンバスに落ちた瞬間、すぐにパウンドへ移行し、レフェリーが止めに入るまで攻撃を止めなかった。時間にして、わずか1分25秒。今回も長期戦になる気配すらありませんでした。
バラニェフスキの怖さは、単にパワーがあることではありません。
相手の弱点を見つけるまでが速く、効かせてから仕留めるまでの判断も速い。ライトヘビー級という一発で流れが変わる階級で、この決定力はかなり危険です。派手な打ち合いではなく、必要な場所を壊して、必要なだけ殴って終わらせる。まさに“破壊工程が短すぎるファイター”でした。
ライトヘビー級ランキング入りは目前
バラニェフスキはこれでUFC本戦3連勝。しかも3試合連続の1Rフィニッシュです。
さらに今回の勝利でPerformance of the Nightも受賞。すでに「ただの無敗プロスペクト」ではなく、ライトヘビー級で次に誰と当てるべきかを考えさせる存在になっています。
現在はランキング外ですが、プロ9戦全勝・全試合1Rフィニッシュという記録は強烈です。次戦でトップ15付近の相手と組まれても、まったく不思議ではありません。
ライトヘビー級は一発の破壊力が評価されやすい階級ですが、バラニェフスキの場合はそれに加えて試合を終わらせるスピードが異常です。今後ランキング戦線に入ってきたとき、どこまでこの“瞬殺力”が通用するのか。かなり楽しみな存在になってきました。
まとめ
イヴォ・バラニェフスキが、ジュニア・タファを1R 1分25秒でTKO。
ローキックで足を効かせ、倒れたところにパンチで追撃。すべてが1分半以内に完結した、バラニェフスキらしい破壊的な勝利でした。
これでプロ9戦全勝・全試合1Rフィニッシュ。UFC本戦でも3連勝・3試合連続1Rフィニッシュを達成し、Performance of the Nightも受賞。ライトヘビー級の新星が、またもオクタゴンに強烈な爪痕を残した夜となりました。
【プレリム・130lbsキャッチウェイト】アレサンドロ・コスタ vs マット・シュネル 結果|コスタが1R 2分32秒TKOで短期代役勝利!
- 【対戦】
・アレサンドロ・コスタ(Alessandro Costa /
)(16-5)
・マット・シュネル(Matt Schnell /
)(17-11・1NC) - 【階級】130lbsキャッチウェイト(約59.0kg)
- 【結果】アレサンドロ・コスタがTKO(ストライキ)で勝利
- 【ラウンド/時間】1R 2:32
試合結果まとめ
- イマノル・ロドリゲス欠場により、アレサンドロ・コスタがショートノーティスで出場。試合は130lbsキャッチウェイトで実施された
- コスタは序盤からスピードのある打撃で前に出て、シュネルにリズムを作らせなかった
- 1R 2分32秒、コスタが打撃でシュネルを崩し、追撃のパウンドでTKO勝利を飾った
分析:代役出場で結果を出したコスタの勝負強さ
アレサンドロ・コスタにとって、この試合は簡単な条件ではありませんでした。
もともとはイマノル・ロドリゲスとマット・シュネルの対戦予定でしたが、ロドリゲスの欠場によりコスタが代役出場。しかも通常のフライ級ではなく、130lbsキャッチウェイトで組まれた変則的な一戦でした。
短期オファーで入る試合は、コンディション調整もゲームプラン作りも難しい。
それでもコスタは、序盤から迷わず前に出ました。シュネルに距離を作らせず、速い打撃でプレッシャーをかけ、相手がリズムを掴む前に試合を動かした。打撃でシュネルを崩し、すぐに追撃へ移った判断も速かったです。
一方のシュネルは、経験豊富なベテランとして粘りを見せたいところでしたが、コスタのスピードと圧力に対応し切れませんでした。ダウン後も脚を掴んで耐えようとしたものの、レフェリーが間に入りTKO決着。止めるタイミングにはやや議論の余地もありましたが、試合の流れを完全に握っていたのはコスタでした。
コスタにとって大きいフィニッシュ勝利
この勝利は、コスタにとってかなり価値があります。
代役出場、キャッチウェイト、相手はUFC経験の長いシュネル。その条件で1R TKOという結果を出したことで、フライ級戦線での評価をもう一段押し上げる勝利になりました。
コスタはUFCでの勝利をすべてフィニッシュで飾っているタイプの選手。今回も判定に持ち込まず、短時間で試合を終わらせたことで、自分の持ち味をはっきり示しました。
さらに、Performance of the Night本賞ではなかったものの、フィニッシュ勝利による追加ボーナスも獲得。短期代役としては、かなり理想的な仕事をしたと言えます。
まとめ
アレサンドロ・コスタが、マット・シュネルを1R 2分32秒でTKO。
イマノル・ロドリゲス欠場による代役出場、130lbsキャッチウェイトという変則条件の中で、コスタは序盤からスピードと圧力で試合を支配した。
打撃でシュネルを崩し、追撃のパウンドでフィニッシュ。短期オファーでも結果を出したコスタにとって、フライ級での存在感を高める価値ある白星となりました。
【プレリム・バンタム級】マーカス・マギー vs ジョン・ヤニス 結果|マギーが3R判定勝利で再起の白星
- 【対戦】
・マーカス・マギー(Marcus McGhee /
)(11-2)
・ジョン・ヤニス(John Yannis /
)(10-5 / 代役出場) - 【階級】バンタム級 / Bantamweight(135lbs / 約61.2kg)
- 【結果】マーカス・マギーが判定(全員一致)で勝利(30-27, 30-27, 29-28)
- 【ラウンド/時間】3R 終了
試合結果まとめ
- 当初はヤクブ・ヴィクワチとの対戦予定だったが、ヴィクワチ欠場によりジョン・ヤニスが代役出場
- マギーは3Rを通じて落ち着いた試合運びを見せ、打撃とポジション管理でヤニスを上回った
- ジャッジ2者が30-27、1者が29-28をマギーにつける全員一致判定。マギーが再起に向けた白星を手にした
分析:マギーが堅実に取り切った15分
この試合は、派手なフィニッシュではなく、マーカス・マギーがどれだけミスなく15分を管理できるかが問われる一戦でした。
マギーはこれまでUFCでフィニッシュ力を見せてきたバンタム級ファイター。強い打撃と前に出る圧力を武器に、短時間で試合を終わらせる場面も多かった選手です。ただ今回は、ショートノーティスで入ったジョン・ヤニスを相手に、無理に倒しにいくよりも、ラウンドごとに確実にポイントを積み重ねる戦い方を選びました。
ヤニスも代役出場ながら、簡単に崩れる相手ではありませんでした。
打撃で応戦し、組みの場面でも粘りを見せたことで、マギーが一方的にフィニッシュへ持ち込む展開にはならなかった。それでもマギーは焦らず、距離を管理しながら有効打を重ね、必要な場面では組みやポジション取りも使って試合の主導権を渡さなかった。
スコアは30-27、30-27、29-28。
完全な圧勝というより、マギーが要所を押さえて取り切った判定勝利でした。派手なKOや一本ではなかったものの、相手変更のある難しいカードで勝ちを落とさなかったことは大きいです。
まとめ
マーカス・マギーが、ジョン・ヤニスを3R全員一致判定で撃破。
当初予定されていたヤクブ・ヴィクワチ戦から相手が変更される中で、マギーは15分間落ち着いて試合をコントロールした。フィニッシュこそ逃したものの、打撃、距離管理、ポジション取りでポイントを積み重ね、再起に向けた価値ある白星を手にしました。
【プレリム・フライ級】エドガル・チャイレス vs ブルーノ・シウヴァ 結果|チャイレスが2度のノックダウンからRNCで1R 4分13秒一本!
- 【対戦】
・エドガル・チャイレス(Edgar Chairez /
)(14-6・1NC)
・ブルーノ・シウヴァ(Bruno Gustavo da Silva /
)(15-9・2NC) - 【階級】フライ級 / Flyweight(125lbs / 約56.7kg)
- 【結果】エドガル・チャイレスが一本(リアネイキッドチョーク)で勝利 ★Performance of the Night
- 【ラウンド/時間】1R 4:13
試合結果まとめ
- チャイレスが序盤から打撃で圧力をかけ、アッパーカットでシウヴァを複数回ぐらつかせた
- シウヴァが粘って立て直そうとしたところに、チャイレスがバックを奪ってリアネイキッドチョークへ移行
- 1R 4分13秒でタップを奪い、チャイレスが打撃からサブミッションにつなげる鮮やかなフィニッシュでPerformance of the Nightを受賞した
分析:チャイレスの「KOしてからサブミッション」という贅沢な仕留め方
この試合のハイライトは、打撃で大きく崩してからリアネイキッドチョークで仕留めたチャイレスの切り替えの速さでした。
チャイレスは序盤から前に出て、シウヴァにプレッシャーをかけた。アッパーカットを中心に強い打撃を当て、シウヴァを何度も危ない状態に追い込む。通常ならそのままパウンドで仕留めにいきたくなる場面ですが、チャイレスは相手の耐え方を見ながら、冷静に次の攻撃へ移りました。
シウヴァも簡単には終わらない。
ダメージを受けながらも粘り、グラウンドで生き残ろうとした。しかしチャイレスはそこで焦らなかった。無理に殴り続けるのではなく、バックを奪い、首に腕を回してリアネイキッドチョークをセット。打撃で作ったダメージを、最後はサブミッションで回収する形になりました。
この流れは、かなり完成度が高いです。
打撃で倒せる、でも寝技でも極められる。フライ級でこの二段構えを見せられる選手は、相手からするとかなり厄介です。シウヴァのような経験豊富な相手に対して、1Rのうちに打撃とグラップリングの両方で上回ったことは、チャイレスにとって大きなアピールになりました。
チャイレスにとって価値あるPOTN
この勝利は、チャイレスにとってかなり大きい白星です。
相手のブルーノ・シウヴァは、UFCフライ級で実績のあるタフな選手。その相手を1Rで崩し、最後はリアネイキッドチョークで一本。内容としても、Performance of the Nightにふさわしいインパクトがありました。
チャイレスはこれまでUFCで波のある戦績も経験してきましたが、今回のように打撃とサブミッションをつなげて勝てるなら、フライ級で再び存在感を高めることができます。
派手なKOだけではなく、倒してから極める。今回のフィニッシュは、チャイレスの武器の幅を見せる一戦でした。
まとめ
エドガル・チャイレスが、ブルーノ・シウヴァを1R 4分13秒でリアネイキッドチョークにより一本勝ち。
打撃でシウヴァを崩し、最後はバックからRNCでタップを奪うという完成度の高いフィニッシュでした。Performance of the Nightにも選ばれ、チャイレスにとってフライ級での存在感を高める価値ある白星となりました。
【プレリム・女子バンタム級】チェルシー・チャンドラー vs プリシラ・カショエイラ 結果|チャンドラーが1R 3分42秒アームバーで一本勝ち
- 【対戦】
・チェルシー・チャンドラー(Chelsea Chandler /
)(7-4)
・プリシラ・カショエイラ(Priscila Cachoeira /
)(13-9) - 【階級】女子バンタム級 / Women’s Bantamweight(135lbs / 約61.2kg)
- 【結果】チェルシー・チャンドラーが一本(アームバー)で勝利
- 【ラウンド/時間】1R 3:42
試合結果まとめ
- チャンドラーが序盤から前に出てプレッシャーをかけ、カショエイラを下がらせる展開を作った
- 打撃戦に付き合いすぎず、テイクダウンからグラウンドへ移行。上のポジションでカショエイラの動きを制限した
- 1R 3分42秒、チャンドラーがアームバーをセット。タップを奪い、復帰戦で鮮やかな一本勝ちを飾った
分析:チャンドラーが見せた「迷わない」グラウンド移行
この試合で良かったのは、チェルシー・チャンドラーが自分の勝ち筋をはっきり選べていたことです。
プリシラ・カショエイラは、荒々しい打撃と前に出る圧力を持つファイター。真正面から打ち合えば、試合が一気に荒れる可能性もありました。だからこそ、チャンドラーが早い段階でグラウンドに持ち込んだ判断はかなり正解だったと言えます。
チャンドラーは序盤から前に出て距離を詰め、カショエイラに気持ちよく打撃を振らせなかった。
そこからテイクダウンで倒すと、上のポジションで相手の動きをコントロール。カショエイラが立ち上がろうとするタイミングや、腕を使って逃げようとする動きに合わせて、チャンドラーはすぐにアームバーへ移行しました。
フィニッシュまでの流れに、迷いがなかった。
打撃で無理に倒しにいくのではなく、組んで、倒して、腕を取る。自分の強みを一番出しやすい場所まで試合を運び、そこでしっかりタップを奪った内容でした。
女子バンタム級での再アピール
チャンドラーにとって、この一本勝ちはかなり大きいです。
直近は苦しい結果もありましたが、今回は1Rでしっかりフィニッシュ。しかも相手はUFC経験のあるカショエイラ。判定ではなく一本で終わらせたことで、女子バンタム級でまだ存在感を出せることを示しました。
Performance of the Night本賞ではありませんでしたが、フィニッシュ勝利による追加ボーナスも獲得。内容と結果の両方で、チャンドラーにとって前向きな再スタートになった一戦です。
まとめ
チェルシー・チャンドラーが、プリシラ・カショエイラを1R 3分42秒でアームバーにより一本勝ち。
序盤からプレッシャーをかけ、打撃戦に深く付き合わず、テイクダウンからグラウンドへ移行。最後は腕を取り切ってタップを奪った。
派手な打撃戦ではなかったが、自分の勝ち筋を迷わず実行したチャンドラーらしい勝利でした。女子バンタム級での再浮上へ向けて、価値ある一本勝ちとなりました。
【プレリム・フェザー級】ジョアンダソン・ブリート vs ジョーダン・レヴィット 結果|ブリートが1R 4分19秒ニンジャチョークで一本勝ち
- 【対戦】
・ジョアンダソン・ブリート(Joanderson Brito /
)(19-5-1)
・ジョーダン・レヴィット(Jordan Leavitt /
)(13-4) - 【階級】フェザー級 / Featherweight(145lbs / 約65.8kg)
- 【結果】ジョアンダソン・ブリートが一本(ニンジャチョーク/フロントチョーク系)で勝利
- 【ラウンド/時間】1R 4:19
試合結果まとめ
- レヴィットが得意のグラップリングで組みを狙う立ち上がり。ブリートはその入りに対して落ち着いて対応した
- ブリートは打撃の圧力でレヴィットを下がらせ、相手がタックルに入る瞬間を逃さず首を捕らえた
- 1R 4分19秒、ブリートがニンジャチョークを深くセット。レヴィットからタップを奪い、フェザー級で価値ある一本勝ちを飾った
分析:レスラーを首で捕らえたブリートのカウンター能力
この試合は、ジョアンダソン・ブリートの対応力が光った一戦でした。
ジョーダン・レヴィットは、テイクダウンからポジションを作り、グラウンドで相手を削る展開を得意とするファイターです。フェザー級に上げてからも、そのグラップリング力を武器に試合を組み立ててきました。
ただ、ブリートはその入りを待っていた。
序盤から打撃の圧力をかけ、レヴィットに気持ちよく前へ出させなかった。レヴィットが組みに来るタイミングで、ブリートは首を捕らえ、フロントチョークの形へ移行。公式表記ではフロントチョーク、海外メディアではニンジャチョークとも呼ばれる形で、レヴィットの逃げ道を一気に潰しました。
レスラーをチョークで捕まえる展開は、見た目以上に難しいです。
相手がタックルに入ってくる瞬間は、一歩間違えればそのまま倒されて下になる。そこで首を取り、角度を作り、相手の動きを止めてタップまで持っていくには、反応の速さと極めの精度が必要になります。
ブリートはそれを1Rのうちにやり切りました。
単に打撃が強いだけではなく、相手のグラップリングを逆にフィニッシュの入口に変えた。この勝ち方は、ブリートの総合力をかなり強く印象づける内容でした。
ブリートにとって大きなフェザー級での一本勝利
ブリートにとって、この一本勝ちはかなり価値があります。
相手のレヴィットはUFC経験があり、グラップリングで勝負できる選手。その相手を、得意分野の入り際で捕まえて一本にしたことは大きいです。
さらに、Performance of the Night本賞ではなかったものの、フィニッシュ勝利による追加ボーナスも獲得。短時間で試合を終わらせる決定力を示したことで、フェザー級での存在感をもう一度高める勝利になりました。
まとめ
ジョアンダソン・ブリートが、ジョーダン・レヴィットを1R 4分19秒でニンジャチョークにより一本勝ち。
レヴィットのテイクダウン入りに合わせて首を捕らえ、フロントチョークの形でタップを奪う鮮やかなフィニッシュでした。
打撃の圧力だけでなく、相手のグラップリングを逆手に取る対応力も見せたブリート。フェザー級で再び存在感を示す、価値ある一本勝利となりました。
【プレリム・女子フライ級】ジェイスラ・シャヴィス vs ジュネイジー・ドゥベン 結果|シャヴィスがスプリット判定勝利で無敗を8-0に更新
![[Prelims - Women's Flyweight] Jaithra Shavis vs. Junaysey Duven Result Shavis wins by split decision, extending her undefeated record to 8-0](https://syun-blog-life.com/wp-content/uploads/2026/06/Prelims-Womens-Flyweight-Jaithra-Shavis-vs.-Junaysey-Duven-Result-Shavis-wins-by-split-decision-extending-her-undefeated-record-to-8-0.png)
- 【対戦】
・ジェイスラ・シャヴィス(Jeisla Chaves /
)(8-0)
・ジュネイジー・ドゥベン(Yuneisy Duben /
)(6-2・1NC) - 【階級】女子フライ級 / Women’s Flyweight(125lbs / 約56.7kg)
- 【結果】ジェイスラ・シャヴィスがスプリット判定で勝利(29-28, 28-29, 29-28)
- 【ラウンド/時間】3R 終了
試合結果まとめ
- シャヴィスは序盤からローキックと打撃の手数で先行し、ドゥベンに距離を作らせない立ち上がりを見せた
- 2Rにはシャヴィスがテイクダウンからバックを奪い、リアネイキッドチョークを狙う場面を作った
- 3Rはドゥベンもトップポジションを取って巻き返したが、最終的にジャッジ2者がシャヴィスを支持。スプリット判定でシャヴィスが無敗記録を8-0に伸ばした
分析:シャヴィスが接戦を取り切った理由
この試合は、シャヴィスが一方的に支配したというより、かなり競った内容でした。
ジェイスラ・シャヴィスはUFCデビュー戦ながら、序盤から前に出てローキックとパンチを散らし、ドゥベンに簡単なリズムを作らせなかった。距離がある場面ではシャヴィスの打撃の精度が目立ち、ドゥベンが踏み込む前に先に当てる場面を作っていました。
ただ、ドゥベンも簡単には崩れませんでした。
フィジカルの強さを活かして組みつき、ケージ際やグラウンドでシャヴィスを苦しめる場面も作った。特に3Rはドゥベンがトップポジションを取る時間もあり、スコアが割れたのも納得できる接戦でした。
それでも勝敗を分けたのは、シャヴィスが2Rまでに作った攻勢です。
2Rにはテイクダウンからバックを奪い、リアネイキッドチョークを狙う場面もありました。極め切ることはできなかったものの、ジャッジに対して「試合を動かしているのはシャヴィス」という印象を残したのは大きかったです。
無敗継続。ただし課題も見えたUFCデビュー戦
シャヴィスにとって、この勝利は大きな一歩です。
UFCデビュー戦でスプリット判定とはいえ白星をつかみ、プロ戦績を8戦全勝に更新。女子フライ級の新しい無敗ファイターとして、まずは最低限以上の結果を残しました。
一方で、ドゥベンに組みで押し込まれた場面や、3Rにトップを取られた場面を見ると、UFCレベルで上を目指すにはグラップリングの安定感をさらに高める必要もありそうです。
派手なフィニッシュではありませんでしたが、接戦を落とさず勝ち切ったことは価値があります。デビュー戦で完璧を求めすぎるより、まず勝って次へ進む。シャヴィスにとっては、キャリアの扉をしっかり開けた一戦でした。
まとめ
ジェイスラ・シャヴィスが、ジュネイジー・ドゥベンをスプリット判定で撃破
スコアは29-28、28-29、29-28。ドゥベンもフィジカルと組みで粘りを見せたが、シャヴィスは打撃の手数、2Rのバック奪取、サブミッション狙いで競ったラウンドを取り切った。
これでシャヴィスはプロ8戦全勝。女子フライ級の無敗プロスペクトとして、今後の成長に注目したい白星となりました。
【プレリム・女子ストロー級】ケトレン・ソウザ vs アリアネ・カルネロッシ 結果|ソウザがリベンジのKO勝利!1R 1分34秒でヘッドキック炸裂
- 【対戦】
・ケトレン・ソウザ(Ketlen Souza /
)(17-6)
・アリアネ・カルネロッシ(Ariane Carnelossi /
)(15-5) - 【階級】女子ストロー級 / Women’s Strawweight(115lbs / 約52.2kg)
- 【結果】ケトレン・ソウザがKO(ヘッドキック+パンチ)で勝利
- 【ラウンド/時間】1R 1:34
試合結果まとめ
- ブラジル人同士によるリマッチ。2019年の初対戦ではカルネロッシが勝利しており、ソウザにとってはリベンジを狙う一戦だった
- 序盤はカルネロッシが前に出たが、ソウザは慌てずに距離を取り、右のパンチから流れを引き寄せた
- カルネロッシが立ち上がろうとした瞬間、ソウザの左ハイキックが直撃。追撃のパンチでレフェリーが止め、1R 1分34秒でKO決着となった
分析:リベンジ戦で見せた「落ち着き」という武器
ケトレン・ソウザのこの試合で印象的だったのは、リベンジ戦でありながら冷静さを失わなかったことです。
前回の試合で敗れている相手との再戦は、精神的な難しさを伴います。勝ちたい気持ちが強くなりすぎると、攻め急いで隙を作ることもある。特に相手がカルネロッシのように前へ出てくるタイプなら、序盤から打ち合いに巻き込まれる危険もありました。
しかしソウザは、そこで焦らなかった。
カルネロッシが圧力をかけてくる場面でも、無理に正面から打ち返すのではなく、距離を取りながらタイミングを見ていました。そして右のパンチで相手を崩すと、立ち上がり際に左ハイキックを合わせる。狙っていたのか、反応で出たのか。どちらにしても、あの一瞬を逃さなかった判断力は見事でした。
1分34秒という短い試合時間の中に、ソウザの準備と集中力が詰まっていました。
ただの一発KOではなく、過去に敗れた相手を相手に、冷静に流れを作って仕留めた勝利。リベンジという感情的になりやすい舞台で、逆に落ち着きを武器にしたところが、この試合の一番大きなポイントだったと言えます。
ソウザにとって価値あるUFC初KO
この勝利は、ソウザにとってかなり大きいです。
前戦のブーナ・ブラジル戦に続く勝利で、UFCでは2連勝。さらに今回は、UFCで初めてのKO勝利となりました。女子ストロー級で上を目指すうえで、判定だけでなく一撃で試合を終わらせられることを示した意味は大きいです。
Performance of the Night本賞ではありませんでしたが、フィニッシュ勝利による追加ボーナスも獲得。プレリムのオープニングで一気に会場の空気を変えた、インパクト十分のKOでした。
まとめ
ケトレン・ソウザが、アリアネ・カルネロッシを1R 1分34秒でKO。
右のパンチで流れを作り、立ち上がり際に左ハイキックを合わせ、最後はパンチで追撃。2019年に敗れた相手へのリベンジを、鮮烈なフィニッシュで達成しました。
これでソウザはUFC2連勝。フィニッシュボーナスも獲得し、女子ストロー級での存在感を高める価値あるKO勝利となりました。
ポストファイトボーナス

UFCベガス118では、激しい打撃戦と次々と決まるフィニッシュが大会を彩りました。
ここでは、Fight of the Night、Performance of the Night、さらにフィニッシュボーナスを獲得した選手を整理します。
- 【Fight of the Night(各$100,000)】
・ブレンダン・アレン vs エドメン・シャバージアン
コ・メインイベントのミドル級マッチは、グラップラーとして知られるアレンが打撃戦にも応じた激しい15分間の攻防に。シャバージアンも強打で応戦し、血が流れる消耗戦となった。最終的にはアレンが有効打とダメージで上回り判定勝利。大会最高試合としてFight of the Nightに選ばれたのも納得の内容だった - 【Performance of the Night($100,000)】
・イヴォ・バラニェフスキ
ジュニア・タファを1R 1分25秒、強烈なローキックからの追撃パウンドでTKO。これでプロ9戦全勝・全試合1Rフィニッシュを継続し、UFC本戦でも3戦3勝・3連続1Rフィニッシュを達成。さらに3大会連続のPerformance of the Night受賞となり、ライトヘビー級の危険な無敗プロスペクトとして存在感をさらに高めた - 【Performance of the Night($100,000)】
・エドガル・チャイレス
ブルーノ・シウヴァをアッパーカットで崩し、最後はリアネイキッドチョークで1R 4分13秒に一本勝ち。打撃でダメージを作り、そこから素早くバックを奪ってサブミッションにつなげる完成度の高いフィニッシュだった。フライ級での勢いを示す、Performance of the Nightにふさわしい勝利となった - 【フィニッシュボーナス(各$25,000)】
・ブライス・ミッチェル、アレサンドロ・コスタ、チェルシー・チャンドラー、ジョアンダソン・ブリート、ケトレン・ソウザ
Performance of the Night本賞には届かなかったものの、フィニッシュ勝利を収めた5選手にも追加ボーナスが支給された。ミッチェルは残り8秒の一本、コスタは短期代役での1R TKO、チャンドラーは1Rアームバー、ブリートはニンジャチョーク、ソウザはリベンジのヘッドキックKO。プレリムからメインカードまで、フィニッシュの多さがUFCベガス118の満足度を一段引き上げた
全試合一覧|UFCベガス118 結果

ここでは、UFCベガス118の全試合結果を一覧でまとめます。
勝者・決着方法・ラウンド/時間をひと目で確認できるので、各カードの流れを振り返るチェックポイントとして活用してください。
| カード | 勝者 | 方法 | R/時間 |
|---|---|---|---|
| メイン・WW | ガブリエル・ボンフィム | UD(50-45×3) | 5R 終了 |
| コ・メイン・MW | ブレンダン・アレン | UD(30-27, 30-27, 29-28)★FOTN | 3R 終了 |
| メイン・LW | トム・ノーラン | UD(29-28×3) | 3R 終了 |
| メイン・BW | ブライス・ミッチェル | 一本(アーム・トライアングルチョーク) | 3R 4:52 |
| メイン・LHW | イヴォ・バラニェフスキ | TKO(ローキック+追撃パンチ)★POTN | 1R 1:25 |
| プレリム・130CW | アレサンドロ・コスタ | TKO(ストライキ) | 1R 2:32 |
| プレリム・BW | マーカス・マギー | UD(30-27, 30-27, 29-28) | 3R 終了 |
| プレリム・FLW | エドガル・チャイレス | 一本(リアネイキッドチョーク)★POTN | 1R 4:13 |
| プレリム・WBW | チェルシー・チャンドラー | 一本(アームバー) | 1R 3:42 |
| プレリム・FW | ジョアンダソン・ブリート | 一本(ニンジャチョーク/フロントチョーク系) | 1R 4:19 |
| プレリム・WFLW | ジェイスラ・シャヴィス | SD(29-28, 28-29, 29-28) | 3R 終了 |
| プレリム・WSW | ケトレン・ソウザ | KO(ヘッドキック+パンチ) | 1R 1:34 |
※UD=ユナニマス判定、SD=スプリット判定、WW=ウェルター級、MW=ミドル級、LW=ライト級、BW=バンタム級、LHW=ライトヘビー級、130CW=130lbsキャッチウェイト、FLW=フライ級、WBW=女子バンタム級、FW=フェザー級、WFLW=女子フライ級、WSW=女子ストロー級。★FOTN=Fight of the Night、★POTN=Performance of the Night。コスタ vs シュネルは130lbsキャッチウェイト。追加フィニッシュボーナス(各$25,000):ブライス・ミッチェル、アレサンドロ・コスタ、チェルシー・チャンドラー、ジョアンダソン・ブリート、ケトレン・ソウザ。
総まとめ|UFCベガス118をひと言で振り返ると

UFCベガス118は、メインイベントの完封劇とプレリムのフィニッシュ連発が強く残る大会でした。
ここでは、ボンフィムの台頭、ムハメドの現在地、そして大会全体の印象をまとめて振り返ります。
UFCベガス118は「次世代が元王者を飲み込んだ夜」でした。
ガブリエル・ボンフィムが元UFCウェルター級王者ベラル・ムハメドを5R 50-45×3で完封。かつてトップに君臨した選手が、上昇中のファイターに飲み込まれる形は、UFCウェルター級の世代交代を象徴する内容だった。
大会全体を見ると、プレリムが特に充実した夜でもありました。
ソウザの1R KO、ブリートのニンジャチョーク、チャンドラーのアームバー、チャイレスの打撃からのRNC、コスタの短期代役TKO。プレリムだけで5試合がフィニッシュ決着という、本戦以上のインパクトを持つ試合が連発した。さらにメインカードでは、バラニェフスキが1R 1分25秒TKOでプロ9戦全勝・全試合1Rフィニッシュを継続。大会全体としても、フィニッシュの多さが強く印象に残る一夜でした。
また、アレン vs シャバージアンのコ・メインイベントは、両者が15分間打ち合い続けたFight of the Night受賞の激闘。グラップラーとして知られるアレンが打撃戦でも勝ち切った内容は、ミドル級の面白さを改めて感じさせた試合でした。
ムハメドの3連敗という意味では、一つの時代の転換点になった大会。そしてボンフィム、バラニェフスキ、チャイレス、ソウザたち新たな勝者が、次のステップへ向かうスタートラインに立った夜でもありました。
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よくある質問|UFCベガス118 結果

UFCベガス118の結果について、特に気になるポイントをQ&A形式で整理しました。
メインイベント、ボーナス、フィニッシュ数など、大会の要点をサクッと確認できます。
Q1
UFCベガス118のメインイベントの結果は? タップで答え
- ボンフィムがカーフキック、ジャブ、打撃の圧力で5Rを通じてムハメドを支配した
- ムハメドは中盤以降にテイクダウンで打開を図ったが、ボンフィムのディフェンスを崩し切れなかった
- 50-45×3という圧勝スコアは、ボンフィムにとってキャリア最高クラスのパフォーマンスと言える内容だった
Q2
UFCベガス118のコメインイベントの結果は? タップで答え
- グラップリングを得意とするアレンが、シャバージアンとの打撃戦にも応じた激しい15分間の攻防となった
- アレンはプレッシャー、手数、有効打でシャバージアンを上回り、ジャッジ全員の支持を得た
- 両者にはFight of the Nightボーナスとして各$100,000が贈られた
Q3
UFCベガス118のボーナス受賞者は? タップで答え
- Fight of the Night(各$100,000):ブレンダン・アレン vs エドメン・シャバージアン
- Performance of the Night(各$100,000):イヴォ・バラニェフスキ、エドガル・チャイレス
- フィニッシュボーナス(各$25,000):ブライス・ミッチェル、アレサンドロ・コスタ、チェルシー・チャンドラー、ジョアンダソン・ブリート、ケトレン・ソウザ
Q4
イヴォ・バラニェフスキの結果と記録は? タップで答え
- UFC本戦では3戦3勝・3試合連続1Rフィニッシュを記録
- 3大会連続のPerformance of the Night受賞となり、ライトヘビー級の注目プロスペクトとして存在感をさらに高めた
- 当初の対戦相手ビリー・エレカナが欠場し、代役のジュニア・タファと対戦した
Q5
UFCベガス118のフィニッシュ数と全試合数は? タップで答え
- フィニッシュ決着:7試合(フィニッシュ率約58%)
- 判定決着:5試合(ボンフィム、アレン、ノーラン、マギー、シャヴィス)
- 1Rフィニッシュは大会全体で6試合。バラニェフスキ、コスタ、チャイレス、チャンドラー、ブリート、ソウザが1Rで試合を終わらせた
- プレリムだけでも5試合がフィニッシュ決着となり、序盤から見逃せない大会だった