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読了時間:約24分
この記事のポイント
- 結論:UFC 330はどんな夜だったのか?
- UFC 330の大会基本情報
- 全12試合、結果一覧
※本ページはアフィリエイト広告(PR)を含みます。本ページの情報は2026年8月時点のものです。最新の配信状況はU-NEXTサイトや大会公式サイトにてご確認ください。
「17」っていう数字…。
イスラム・マハチェフがUFCで積み上げた連勝の数で、この夜から誰も並んでいない数字となりました。
アンデウソン・シウバが2012年までに作った16連勝に9年以上かけて追いつき、そのまま1つ上へ抜けたんですッ!
事前記事で「記録が動く夜」と書いた大会は、そのとおりの終わり方となりました。
ただ、動いた記録は1つではありません。
新しい記録が生まれた同じ夜に、16年続いたキャリアがオクタゴンの真ん中でグローブを置いて終わっています。
「結局、誰が勝って、何が起きたのか?」をまず知りたい人のために、この記事は主要結果を最初に置いています。
そのうえで、事前に注目していた3試合の詳しい展開と、ボーナス受賞者、勝者の試合後コメントもまとめました。
この記事を読めば、UFC 330(マハチェフ vs マシャド・ガリー)の全12試合の結果、注目3試合(マハチェフ vs マシャド・ガリー、ダーン vs ロバートソン、バハボーザ vs リボヴィクス)の詳しい展開と今後への影響、そして10万ドル(約1,600万円)のボーナスを持ち帰った4人が分かります。
「結果だけ早く知りたい」人にも、「試合の中身までじっくり知りたい」人にも対応できる構成にしています。
読了目安は約20分です。
この試合の見どころ事前記事はこちら
結論:UFC 330はどんな夜だったのか?
一言で言うなら、「記録が1つ生まれて、キャリアが1つ閉じた夜」でした。
理由は3つあります。
- 【理由1】
メインイベントで、ウェルター級王者のイスラム・マハチェフがイアン・マシャド・ガリーを3-0の判定で下し、UFC17連勝に到達。アンデウソン・シウバの16連勝を抜いて、この記録の単独1位になった。 - 【理由2】
コ・メインではマッケンジー・ダーンがジリアン・ロバートソンを3-0の判定で退け、女子ストロー級の初防衛に成功した。2つのタイトルマッチは、どちらも王者が5ラウンドを使い切って勝っている。 - 【理由3】
メインカードではエドソン・バハボーザがエステバン・リボヴィクスに2ラウンドTKOで敗れ、その場でグローブを置いて引退を表明。2010年から16年続いたオクタゴンのキャリアが、7年前にKO負けした同じ建物で終わった。
UFC 330の大会基本情報
- 【大会名】
UFC 330: Makhachev vs. Machado Garry - 【開催日】
2026年8月15日(土)現地時間 / 日本時間2026年8月16日(日)午前6:30アーリープレリム、午前8:00プレリム、午前10:00メインカード - 【開催地】
アメリカ・ペンシルベニア州フィラデルフィア、エクスフィニティ・モバイル・アリーナ - 【カード規模】
メインカード5試合・プレリム4試合・アーリープレリム3試合の全12試合 - 【この大会の位置づけ】
UFCのナンバリング大会がフィラデルフィアで開かれるのは、2011年8月のUFC 133以来15年ぶり。タイトルマッチ2つが同じ夜に組まれ、どちらも王者の初防衛戦だった。
※会場名は現名称の「エクスフィニティ・モバイル・アリーナ(Xfinity Mobile Arena)」を採用しました(UFC公式サイトは旧名称の「Wells Fargo Center」表記のままです)。当初メインカードに組まれていた女子フライ級のエリン・ブランチフィールド対ジャズミン・ジャズダビジアスは、ブランチフィールドの負傷で中止。カイオ・ボハーリョの欠場によりジョー・パイファーもカードから外れ、チディ・エンジョクアニの相手は11日前にヨエル・アルヴァレスへ、チャールズ・ジョンソンの相手は4日前にエドゥアルド・シャポリンへ変更されました。本記事の試合結果はUFC公式サイトの結果ページで確認し、複数のMMA専門メディアで照合したものです。
全12試合、結果一覧
メインカードからアーリープレリムまで、UFC 330全12試合の結果です。決着方法・ラウンド・時間は複数情報源で確認できたものを記載しています。★はボーナス受賞者です。
| カード | 勝者 | 決着方法 | ラウンド / 時間 |
|---|---|---|---|
| メインイベント (ウェルター級) |
イスラム・マハチェフ | UD(49-46、49-46、48-47) | 5R 5:00 |
| コ・メイン (女子ストロー級) |
マッケンジー・ダーン | UD(49-46、49-46、48-47) | 5R 5:00 |
| メインカード (ライト級) |
ジェイリン・ターナー | KO(パンチ) ★POTN |
1R 0:39 |
| メインカード (ミドル級) |
ダスティン・ストルツフス | サブミッション(リアネイキドチョーク) ★POTN |
2R 4:25 |
| メインカード (ライト級) |
エステバン・リボヴィクス | TKO(パンチ) ★フィニッシュ |
2R 1:32 |
| プレリム (ウェルター級) |
チディ・エンジョクアニ | UD(30-27、30-27、29-28) | 3R 5:00 |
| プレリム (キャッチウェイト) |
チャールズ・ジョンソン | サブミッション(ツイスター) ★POTN |
3R 1:36 |
| プレリム (ミドル級) |
ドンテ・ジョンソン | KO(パンチ) ★フィニッシュ |
1R 1:38 |
| プレリム (ミドル級) |
トレーシャン・ゴア | UD(30-27、30-27、29-28) | 3R 5:00 |
| アーリープレリム (ライトヘビー級) |
ルーカシュ・フェルナンド | TKO(膝とヒジ) ★フィニッシュ |
3R 1:10 |
| アーリープレリム (ウェルター級) |
ニール・マグニー | TKO(パンチ) ★フィニッシュ |
2R 3:20 |
| アーリープレリム (ウェルター級) |
ジェレマイア・ウェルズ | テクニカルサブミッション(ニンジャチョーク) ★POTN |
3R 1:24 |
※UD=ユナニマス判定。★POTN=パフォーマンス・オブ・ザ・ナイト(各10万ドル・約1,600万円)、★フィニッシュ=フィニッシュボーナス(各2.5万ドル・約400万円、POTNとの重複受賞はなし)。この大会ではファイト・オブ・ザ・ナイトが選出されず、パフォーマンス・オブ・ザ・ナイトが通常の2名ではなく4名に贈られました。チャールズ・ジョンソンの決着技は情報源によって「ツイスター」「スコティッシュ・ツイスター」と表記が分かれていますが、いずれも同じ技を指しています。出典:UFC公式サイト(2026年8月16日確認)
ボーナス受賞者
- 【ファイト・オブ・ザ・ナイト(FOTN)(各10万ドル / 約1,600万円)】
選出なし - 【パフォーマンス・オブ・ザ・ナイト(POTN)(各10万ドル / 約1,600万円)】
ジェイリン・ターナー、ダスティン・ストルツフス、チャールズ・ジョンソン、ジェレマイア・ウェルズの4名 - 【フィニッシュボーナス(FB)(各2.5万ドル / 約400万円)】
エステバン・リボヴィクス、ドンテ・ジョンソン、ルーカシュ・フェルナンド、ニール・マグニーの4名
タイトルマッチが2つとも判定に流れたため、この夜はファイト・オブ・ザ・ナイト(FOTN)が選ばれませんでした。
その代わりパフォーマンス・オブ・ザ・ナイト(POTN)が4名に広げられ、8つあったフィニッシュのうち、選に漏れた4名がフィニッシュボーナス(FB)を受け取っています。
なぜマハチェフの17勝目は、KOではなく判定で刻まれたのか?
UFC公式インタビュー
※以下はUFC公式YouTubeチャンネルが公開した、試合後オクタゴンインタビューです。

マハチェフは大会週の時点から、この試合を記録の話として受け止めていました。
UFC公式が公開した事前インタビューのタイトルは「アンデウソン・シウバの記録を破る」で、本人もそう明言しています。
一方で、ジョー・ローガンがポッドキャストで語った「この試合のあと引退するかもしれない」という見立てには、王者でいることが好きだからまだ続ける、という趣旨で応じていました。
- 【対戦】
・イスラム・マハチェフ(Islam Makhachev /

)(王者 / 28-1)
・イアン・マシャド・ガリー(Ian Machado Garry /

)(#1 / 17-1) - 【階級】ウェルター級 / Welterweight(170ポンド / 約77kg)
- 【結果】イスラム・マハチェフ 勝利(ユナニマス判定 49-46、49-46、48-47)
- 【ラウンド / 時間】5R 5:00
試合結果まとめ
- 1ラウンドはマハチェフが組みで主導権を取り、そのままコントロールした
- 2ラウンド、クリンチから離れ際に右のストレートと左のハイキックが入り、マシャド・ガリーがダウンした
- 3ラウンドはマシャド・ガリーが押し返し、マハチェフには疲れの見える場面があった
- 4ラウンドでマハチェフが再びテイクダウンを重ね、5ラウンドは背中を取って終えた。3者とも王者を支持し、UFC17連勝が確定した
分析
事前記事では、この一戦を「テイクダウン防御91%のマシャド・ガリーを、マハチェフが倒せるかどうか?」っていう構図で書きました。
挑戦者は2025年11月にベラル・ムハメドのテイクダウン7回をすべてしのいで判定勝ちしています。倒れないことを実証してきた選手でした。
ただ、この試合をレスリング一辺倒だったと片づけると、2ラウンドの場面が抜け落ちます。
ダウンを奪ったのは組みではなく打撃でした。クリンチで密着してから離れ、その離れ際に右ストレートと左のハイキックを続けて当てています。
サンボ育ちの王者が、組みを警戒させたうえで打撃を通した形です。
では、なぜフィニッシュには至らなかったのか?
理由の1つは3ラウンドにあると考えられます。挑戦者が押し返し、マハチェフの動きが落ちて見えた時間帯がありました。
5ラウンドを通して支配し切るという2025年11月のUFC 322の形(ジャック・デラ・マダレナから3者とも50-45)とは、明らかに中身が違います。
1人のジャッジが48-47を付けたことも、この試合が一方通行ではなかったことを示しています。
この記録は、これからどこまで伸びるのか?
マハチェフはこれで29勝1敗、UFCでは17連勝!
唯一の黒星は2015年のデビュー2戦目まで遡ります。そこから9年以上、誰にも負けていません。
UFCライト級のベルトを史上最多の4度防衛して返上し、上の階級でも初防衛に成功したことで、2階級で防衛まで果たした5人目の選手となりました。
記録の話には、もう一段の含みがあります。
本人は事前の取材で、この数字を誰も届かない位置まで押し上げたいという趣旨を語っていました。ローガンの引退説を否定したのも、同じ流れの発言です。
敗れたマシャド・ガリーは17勝2敗となり、キャリア2つの黒星はどちらも判定でのもの。5ラウンド戦って止められなかったという事実は残りましたが、ベルトには届きませんでした。
まとめ
9年以上かけて積み上げた16が、17になりました。
KOでもサブミッションでもなく25分を使い切って更新したことが、この記録の性格をよく表しています。
- 【勝因】
組みで主導権を取り続けたうえで、2ラウンドに離れ際の右ストレートと左ハイキックでダウンを奪ったこと - 【記録】
UFC17連勝で、アンデウソン・シウバの16連勝を抜いて単独1位。2階級で防衛に成功した5人目の選手になった - 【今後】
次戦は正式決定していない。引退の見方は本人が否定している
初防衛に成功したダーンが、それでも一本を取れなかったのはなぜ?
UFC公式インタビュー

ダーンはオクタゴン内で、一本で終わらせたい気持ちは確かにあったと話しています。
そのうえで、4ラウンドから5ラウンドにかけて脚が疲れてきたこと、ベルトを懸けて戦う相手はそれなりの防御を持っているものだという趣旨のことを語りました。勝ち方への手応えと、届かなかった部分の両方に触れる受け答えでした。
- 【対戦】
・マッケンジー・ダーン(Mackenzie Dern /

)(王者 / 16-5)
・ジリアン・ロバートソン(Gillian Robertson /

)(#5 / 17-8) - 【階級】女子ストロー級 / Women’s Strawweight(115ポンド / 約52kg)
- 【結果】マッケンジー・ダーン 勝利(ユナニマス判定 49-46、49-46、48-47)
- 【ラウンド / 時間】5R 5:00
試合結果まとめ
- 1ラウンドからダーンが寝技で圧倒し、終盤にはリアネイキドチョークまであと少しという場面を作った
- 2ラウンドも同じ形が続き、3ラウンドに入ってロバートソンが手応えのある場面を返し始めた
- 4ラウンドはダーンが早い時間に背中を取り、主導権を戻した
- 5ラウンドは疲れの見えたダーンが下になり、最後の10秒はロバートソンが上から攻めて終わった。判定は3-0でダーンの初防衛成功
分析
事前記事では、この試合を「柔術世界王者と、UFC女子で一本勝ち数が歴代最多の選手が、同じ土俵でぶつかる」っていう構図で書きました。
先に相手を下に置いたほうが有利という単純な話ではなく、倒れた瞬間から勝負が始まるはずだと…。
実際に起きたのは、その前提の片側だけが成立した展開でした。
倒したのはダーンで、しかも一方的でした。
1ラウンドの終盤にはリアネイキドチョーク(RNC)の体勢まで入っており、あと数十秒あれば決まっていたかもしれない場面です。バックを取る回数でも、ダーンが試合を通して上回りました。
一本勝ちの記録保持者が、寝技で先に主導権を渡す形になったんです。
それでも3ラウンドを過ぎたあたりから、雰囲気が変わりました。
4ラウンド以降、ダーンの動きが落ち、最終ラウンドは下から迎える時間が増えています。本人がインタビューで「脚が疲れた」と言ったとおりの内容でした。
5ラウンドという長さは、王者になってから初めて経験するものです。ジャンジロバとの戴冠戦も5ラウンド戦っていますが、防衛する側として使い切るのは今回が最初でした。
次に待っているのは、あの再戦なのか?
ダーンは17勝5敗、4連勝で初防衛に成功しました!
ここで名前が出るのが、2025年にベルトを返上してフライ級へ上げたジャン・ウェイリーです。ダーンは以前から、できるだけ早くこの相手と戦いたいという意向を繰り返し口にしてきました。
もっとも、この対戦は一度は組まれかけて流れています。
UFC側はマカオ、ホワイトハウス、ニュージャージーと複数の日程を検討したものの、最終的にロバートソン戦に切り替わりました。ダーン自身も大会前の取材で、何が起きたのかは分からないと答えています。
一方のロバートソンは17勝9敗となり、2023年6月から続いていた5連勝がストップ。順位以上の勢いを持ち込んだ挑戦でしたが、最初の10分で作られた差を最後まで取り戻せなかった形となりました。
まとめ
判定の中身は3-0でも、5ラウンド目の絵はダーンが望んだものではなかったはずです。
それでも、王者として最初の防衛戦を乗り切りました。
- 【勝因】
1ラウンドから寝技で圧倒し、序盤4ラウンドでポイントを固めたこと - 【記録】
17勝5敗、4連勝。女子ストロー級王座の初防衛に成功した - 【今後】
次戦は正式決定していない。ジャン・ウェイリーとの対戦を本人が希望している
バハボーザが最後に選んだ舞台が、7年前に倒された街だったのはなぜ?
UFC公式インタビュー

リボヴィクスは勝った直後のインタビューで、バハボーザは自分がトレーニングを始めた頃のアイドルだったと話し、一緒に戦えたことを光栄だと述べました。
勝者が自分の勝ちを語るよりも先に、相手のキャリアへ言葉を割いた受け答えでした。
- 【対戦】
・エドソン・バハボーザ(Edson Barboza /

)(NR / 24-14)
・エステバン・リボヴィクス(Esteban Ribovics /

)(NR / 15-3) - 【階級】ライト級 / Lightweight(155ポンド / 約70kg)
- 【結果】エステバン・リボヴィクス 勝利(TKO・パンチ)
- 【ラウンド / 時間】2R 1:32
試合結果まとめ
- リボヴィクスは開始から近い距離で圧力をかけ、早い段階でバハボーザをカットした
- バハボーザは1ラウンドで自らのすねを切りながら、そのまま戦い続けた
- 2ラウンド、ケージを背にしたバハボーザにリボヴィクスの連打が入り、レフェリーが試合を止めた
- 試合後、バハボーザは涙を見せながらグローブをオクタゴンの中央に置き、引退を表明した
分析
事前記事では、この試合を「UFC33戦目のバハボーザは、倒された街で何を取り戻せるのか?」という問いで取り上げました。
2019年3月、当時ウェルズ・ファーゴ・センターと呼ばれていたこの会場で、ジャスティン・ゲイジーに1ラウンドKO負けを喫している。7年ぶりの再訪でした。
返ってきた答えは、取り戻すのではなく、置いていくという物語となりました。
リボヴィクス側の組み立ては、事前の見立てどおりでした。
バハボーザの武器は距離を取ってからの蹴り。回転しながらのキックでキャリアを築いた選手に対して、リボヴィクスは終始近い距離で戦い、その距離を作らせませんでした。カットを早い段階で作れたことも、時間を短くしています。
1ラウンドでバハボーザ自身のすねが切れたことは、この試合を象徴する事故だったかもしれません。
16年間、蹴りで相手を折ってきた選手が、その蹴りで自分を傷つけながら立ち続けた。それでも本人は止めず、2ラウンドまで進んでいます。
16年のキャリアは、何を残したのか?
バハボーザは通算24勝15敗、UFCでは18勝15敗で現役を終えました。
オクタゴンデビューは2010年11月のUFC 123。2012年1月のUFC 142で見せたテリー・エティムへの回転踵蹴りKOは、いまもこの競技を代表するフィニッシュの1つに語られています。
ファイト・オブ・ザ・ナイト(FOTN)の受賞回数はUFC歴代2位で、キング・グリーン、ベニール・ダリウシュ、アンソニー・ペティス、ダン・フッカーといった相手から白星を挙げてきました。
残念ながらタイトル戦に立つ機会は、16年間で一度も訪れませんでした。
それでもこの選手が長く支持されてきたのは、勝ち星の数とは別の理由からだと思います。
試合後、バハボーザはジョー・ローガンに向かって、毎試合ベストを尽くすと約束してきたし実際にそうした、という趣旨の言葉を残しました。
入場のときには最前列にいた自分の子どもたちを見つけ、駆け寄って抱きしめています。引退を決めて臨んだ試合であることは、本人が事前に周囲へ伝えていました。
まとめ
7年前にKOで倒れた場所で、今度は自分の意思でグローブを置きました。
結果としては4連敗での引退ですが、最後の相手が「あなたは自分のアイドルだった」と言う選手だったことは、この16年の中身を言い当てているように思います。
- 【勝因】
リボヴィクスが近い距離を保ち、バハボーザに蹴りの間合いを与えなかったこと - 【記録】
バハボーザは通算24勝15敗、UFC18勝15敗で引退。ファイト・オブ・ザ・ナイト(FOTN)受賞回数はUFC歴代2位 - 【今後】
リボヴィクスはフィニッシュボーナスを受賞。次戦は正式決定していない
結局、このUFC 330はどんな夜だったのか?
事前記事の時点で分かっていたのは、タイトルマッチが2つ並び、片方に歴代最長の連勝記録がかかっているっていうことでした。
その記録は実際に更新されましたが、ただし25分を使い切っての判定で、3ラウンドには挑戦者が押し返す時間もありました。
もう1つのタイトルマッチも同じ5ラウンドフルの判定で、王者が最終ラウンドを譲る形で終わっています。
そして同じカードの中で、16年戦った選手がキャリアを閉じました。記録が生まれる場面と、記録が止まる場面が、3時間ほどの間に並んで起きた夜だったと言えます。
選手の今後
- 【イスラム・マハチェフ】
UFC17連勝で単独1位となり、ウェルター級の初防衛に成功しました。引退の見方は本人が否定していますが、次戦は正式決定していません。 - 【マッケンジー・ダーン】
4連勝で初防衛に成功しました。ジャン・ウェイリーとの対戦を希望していますが、次戦は正式決定していません。 - 【エステバン・リボヴィクス】
フィニッシュボーナス2.5万ドル(約400万円)を受け取りました。次戦は正式決定していません。
大会を振り返るための3ステップ
- 【STEP1】
メインイベントの2ラウンドだけを見返して、ダウンを奪ったのが組みではなく打撃だったことを確かめてみる。 - 【STEP2】
全12試合の結果表で、フィニッシュ決着が8試合あったことを数えてみる。 - 【STEP3】
バハボーザの2012年の回転踵蹴りKOを検索して、16年前の映像と今回の引退を並べてみる。
この結果、あなたはどこまで押さえられた?自己診断チェック
- マハチェフの17連勝が、何の記録を抜いた数字か説明できる?
- ダーンが最終ラウンドで下になった理由を思い出せる?
- この夜にファイト・オブ・ザ・ナイト(FOTN)が選ばれなかった理由が分かる?
Noが1つでもあれば、上の各見出しに戻って読み返せば解決できます。
- 見逃した試合の配信状況については、UFC視聴方法ガイドでも詳しく紹介しています。
- 過去大会の結果記事は、UFC大会結果アーカイブ|2025-2026年 全大会の結果・プレビュー記事まとめから大会別にたどれます。
よくある質問
ここでは、UFC 330について特に気になりやすいポイントを、よくある質問形式でまとめています。
メインイベントの試合結果をはじめ、マハチェフが更新した記録の中身、ボーナス受賞者、バハボーザの引退、見逃し配信の確認方法まで、要点を簡潔に整理しました。
Q1メインイベントの結果は? タップで答え
- 2ラウンドにクリンチからの右ストレートと左ハイキックでダウンを奪った。
- 4ラウンド以降もテイクダウンを重ね、最終ラウンドは背中を取って終えた。
Q2マハチェフの17連勝は、何がすごい記録なの? タップで答え
- 連勝は2016年9月から続いており、唯一の黒星は2015年のデビュー2戦目。
- ライト級王座を史上最多の4度防衛して返上し、ウェルター級でも防衛したことで、2階級で防衛に成功した5人目の選手になった。
- ランキングと王座の関係については、UFCランキングは順番待ちじゃない!仕組みと理由を解説で詳しく紹介しています。
Q3ボーナスは誰が受賞したの? タップで答え
- ファイト・オブ・ザ・ナイト(FOTN):この大会では選出されなかった。
- フィニッシュボーナス(FB)(各2.5万ドル / 約400万円):エステバン・リボヴィクス、ドンテ・ジョンソン、ルーカシュ・フェルナンド、ニール・マグニーの4名。
- ターナーの1ラウンド39秒KOが、この夜で最も早い決着だった。
Q4バハボーザは本当に引退したの? タップで答え
- 2010年11月のUFCデビューから16年、通算24勝15敗(UFC18勝15敗)で現役を終えた。
- タイトル戦の経験はないが、ファイト・オブ・ザ・ナイトの受賞回数はUFC歴代2位。
- 2019年3月に同じ会場でジャスティン・ゲイジーに1ラウンドKO負けしており、7年ぶりの再訪が最後の試合になった。
Q5見逃した試合はどこで確認できる? タップで答え
※試合結果とボーナス情報は本記事執筆時点でUFC公式サイトの結果ページおよび複数のMMA専門メディアで照合したものです。パフォーマンス・オブ・ザ・ナイトの受賞者は、一部の媒体がチャールズ・ジョンソンではなくドンテ・ジョンソンと報じていますが、複数の情報源で一致したチャールズ・ジョンソンを採用しました。対戦ブロックのランキングは大会時点のUFC公式イベントページ(メディア投票ランク)に準拠しています。UFCは2026年6月からメディア投票ランクとMeta Rankingsを別集計しているため、参照するページによって順位が異なる場合があります。ランキングは大会後に更新されるため、本記事の順位表記は大会時点の目安としてお読みください。
まとめ
タイトルマッチが2つとも判定に流れたことで、この大会は「決定的な場面が少なかった夜」として語られるかもしれません。
ただ、マハチェフが17連勝という数字にたどり着いたのも、ダーンが5ラウンド目を譲りながら初防衛を守り切ったのも、25分という時間を使い切った結果です。そして同じカードの中で、16年間その時間を戦い続けた選手が自分の意思で終わりを選びました。数字が伸びる側と、数字が止まる側。どちらもこの夜の中身です。
次回大会の視聴予定を立てる人は、配信スケジュールや料金の最新情報をU-NEXTのUFCページで確認できます。![]()
※この記事の情報は、2026年8月16日時点でUFC公式サイトおよび各種MMA専門メディアの報道をもとに確認したもので、ランキング・戦績は大会後に更新されるため、最新情報はご自身で都度公式サイトで確認して下さい。
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